入院9日目、移動してきた8階の病室はお茶組み場まで1番遠い部屋で、ちょっとしたリハビリとして昨日から何往復かしていた。
2日前から左足の付け根の筋肉に少し痛さがあったので、医師に尋ねるとずっと寝ていた分からの筋肉が固まってるかもとの診断だった。
昨日まで歩けていたし自然と治るかなと思い、いつものお茶組み場まで向かった時に右足に違和感が走った。
治りかけて薄くなっていた右脛の紫斑の下に少しばかり新たな赤い紫斑が出ていた。
脛全体を触ってみると、治りかけの紫斑は何も感じないのに新たな赤い紫斑は出来立てだからかピリピリと刺激が強い。
更に右足太腿と足裏の土踏まずが筋肉痛みたいな違和感も出てきた。
直ぐに看護師に詳細を知らせ、担当の医師に報告してもらったところ、明日の退院は決定で朝の診断次第では仕事復帰を遅らせる必要があるかもとの報告を受けた。
約1週間の入院にて治療と安静に務めても少しの運動でまたぶり返してしまう現実に、明日の退院前に不安がより強くなる夜となってしまった。
ー原因は何か?ー
少し歩いただけでまたしても繰り返すこの症状…本当に治るのだろうか?
そんな不安な感情の中、安静にすることを意識しながら今回の病状に至るまでを12月に遡り振り返ってみた。
思えば、年末の息つく暇もない仕事付けの日々の途中、今までに経験がない位の喉への激痛があり、水を飲むだけでも痛すぎる状態が1週間程続いていた。
この時期は毎年スケジュールがパンパンで、発熱はなかったし病院での待ち時間を確保する余裕もなかった為、その間うがい薬やマスク、薬用のど飴で自力で対応していた。
喉の激痛に耐えながら、年末迄のハードスケジュールを終えた頃には身体共に疲れ切っていた。数値を測っている訳ではないが、おそらく免疫力が過去1番位低下してそうな感覚だった。
この流れが今回の病状になった1番の原因ではないかと思い、IGA血管炎についてネットサーフィンで探し回ってみた。
だが、大人のほとんどの人が罹ることもなく一般的にもあまり知られていない大人型IGA血管炎の情報は乏しかった。
治療法はやはりステロイド+安静のみ。
またどの位の期間で完治するかは、数ヶ月の人もいれば数年かかる人もいたり、子供なら重症化することは少ないが大人の場合は重症化しやすいとか、それぞれ曖昧な情報しか載ってなかった。
一般的に知られている病状と違って、このキツさの理解や共有出来る人が圧倒的に少ないのかと思うと、先の見えない状況がより一層濃くなっていた。