飴の香りと | 背中合わせで歩いてく

背中合わせで歩いてく

それは必然だったのか

なら、その必然を偶然で覆したい

もう、
けして交わることのない道を
背中合わせで歩いてく。

夏祭りには少し早くて。
でも、りんご飴を食べたくて。

2人で食べたくて

深夜に駅前の公園で並んで食べるりんご飴はなんだかとっても甘かった。

飴の甘い香りと、林檎の酸っぱさが
なんだかとても不埒で。


鼻に抜ける飴の匂いに私は酔ってしまったのかもしれない。

りんご飴みたいに甘さで私を包んでよ。



aoi