すっかり秋、と思っていたら、今日は雨のち晴れ。蒸し暑くてNastyだった。

Whartonは、”料理の達人”を真似た”Iron Prof”(教授が20枚のプレゼン資料を5分で話、勝者を決めるイベント)の準備のためか、いつもより慌しい感じがした。30日のこのイベントの状況、また報告したいと思います。


今日のMGMT801では、ゲストスピーカーとしてComcast Interactive Capitalの方が来校。

http://www.civentures.com/

Generate Venture Capital Return と Drive Innovation at Comcast を目指し、

ComcastのBusiness Unitsとも密接に連携しながら投資しているとのこと。

投資分野は

Consumer Internet

Broadband/Internet Video

Gaming

Advertising Technologies

Licenced Wireless

Digital Home

Enterprise (SaaSなど)


事例としては、

1)Linkshare

1996年設立されたアフィリエイトマーケティングサービス提供会社で、

CICや三井物産などが支援していましたが、2005年、楽天に買収された。

本件から学ぶべきことは

-資本効率と財政的な規制に成功した

-経験豊富なマネージャであっても、企業文化に合わないかもしれない場合は、登用を急ぐべきではない

-チームとビジョンを信じてくれるパートナを見つければ、長く続けられる。(9年も!)

2)Invite Media

2007年設立されたDemand-Side Platform(入札方式によって広告主とメディアをリアルタイムに結びつけるプラットフォーム、、、と理解しています)の会社で、今年2010年6月Googleに買収された。

本件から学ぶべきことは、

最初のビジネスが最後のビジネスになると期待しないこと

幹部と業界の関係と順調なスタートアップが、チームを補いアドバンテージになる

幅広いパートナーシップがスケールはもちろんのこと、防御も可能にする


VCの選び方やVCへのアプローチの仕方など説明があったけれど、

Exit-買収が上手く成立すればすべてよし、というのはやはり寂しいなあ。

ベンチャーキャピタルだから仕方ないのだけれど、

Enterpreneurshipの授業で、起業の目的も要は金儲けでしょ?と扱われるのは悔しい。

そもそも私の場合、起業ではなく、企業内で新しい事業を立ち上げる際の参考程度のつもりだったので、

ますますそう感じたのかもしれない。

もちろんビジネスだから利益は出さなければいけないのだれど、最終目的は高く売り逃げることではなく、

思い入れたビジネス、会社/事業を育てたい、という純粋な想いがスタートでありたい、と思うのは、甘い?