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吉見城は京成臼井駅とJR佐倉駅の中間あたりのちょい南、実質国道296号のバイパスのようになっている道路の北側に広がる丘陵にある。直前に行った吉見城＋臼井屋敷と道路を挟んで反対側。

歴史などは分かっていないようす。

京成臼井駅から臼井田宿内砦、トボトボ歩いて吉見城ときて3城目。

→現在位置（Googleマップで）

登り口の目印は、城の北東の方、消防団車庫の隣に立つ鎮守大宮神社の碑。

ここから、コンクリの階段道を登ってゆく。

しばらく登るとコンクリ舗装から土の道に変わるが、神社の参道としてしっかり整備されている。

そして、切通し状に入った道が左カーブすると、すぐに神社の鳥居。

神社は、その左手に立っていた。

神社の由緒などは分からず、境内木が樹齢200年ほどと推定されることから江戸時代の創建と考えられる程度とか。

境内は城域の北に隣接していて城の遺構を利用したのではなさそうだが、中世などに城のあった場所は神社とか建てるのに良さげらしい…

城へは、ここからこの森の中へ突っ込んでゆくのだそうだ🥶

まぁ大げさに怖がってみたが、トバ口のこの辺はそれほど密なヤブでもない。

ただ、神社の建物を解体して出てきた材木とかが放置されていて、踏み抜くとハマりそうなのが怖い…

ゴミも落ちているし…

20メートルも突っ込めば、ごく浅いが堀・土塁のコンボが東西に走っているのが見えてくる。

ホントに淡いが、土塁の高さは2メートル近くある。

城はここから南に伸びる舌状台地の南側に構えているので、ここは丘城の丘続きを断ち切る堀ということになるが、いかにも薄い…😂

で、さらに少しだけ進むと、左と右前方の崖端に土塁らしいものが見えてくる。

その間の凹になっているココが、主郭の虎口か😮

両側の土塁というが、東側なんぞこんな感じなので、注意していないと見逃しそうだ💦

西側の土塁は、東側よりはしっかり構えているように見える。

この土塁の外側は崖端の急斜面…

といってもさほど急傾斜でなく、しかも灌木に覆われているので、分かりにくいったら😂

むしろ郭内に入って横に取り付いたほうが、威容が分かるか😮

高さ2メートルほどある、立派なやつだ。

そして郭内は、こんなん😂

広がりなんぞ、見えやせん…

いっぽう、何とか突っ込んで到達した東側は、土塁がえらくちっこい😮

でも、外側はけっこうな急傾斜になっている…

もともとこちらの傾斜がキツく西側が緩いので、西側にゴツい土塁を盛って防御し、東側は切岸の高低差傾斜で凌ぐという判断だったのか…？

さて、主郭の南端へゆくと、またまたゴツい土塁が…😮

その真ん中が、低くなっている。

ここが南の方の曲輪との動線らしい。

立ってる背後がヤブとか樹木とかで、引けないのだ😂

外の曲輪も、似たような灌木のヤブ。

視界はほとんど取れない…

曲輪としての作りは粗放な感じで東側が高く、西側が低いような感じ。

そして、東側も南に向かってずり下がっている…

ただ、南側はけっこうな傾斜の段になっている。

その下にもう一段、曲輪がある。

いっぽうの西の方は、土木工事がされたのか否か、よく分からない…

ヤブに覆われてだらだらと下っているような感じ。

ここから下の曲輪に降りることができるが、やっぱりこの有様😂

それでも、ここも下への段はしっかり土木工事されたようで、それなりの傾斜を保っている。

東側では高さ2メートルぐらい。

西へ行くと高くなって、3メートルぐらいになる。

ただ、樹木で見づらいったら😂

ここから、吉見城域との間を通り抜ける県道脇の駐車場に降りられるが、ゴミが散らかっていて汚らしい…

なお、この駐車場は西隣の霊園のやつ。

北側の丘続きを断ち切るはずの空堀の貧弱さ、主郭から南側の普請の薄さと、普請が中途半端な印象だった。

もしかして未完成なのか、あるいは主郭部分を造成して打ち止めになったか、歴史が分かると面白いのかも知れないが…

★飯重城

千葉県佐倉市吉見

周囲に車を停める場所無し。京成臼井駅から隣の吉見城最寄りの住吉神社までコミュニティバス有。

山城

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（2025年2月25日　記）

佐倉 飯重城

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