たとえば新入社員のほとんどは
「この会社でいい仕事をするぞ」といういい予感を持っています。
そのとおりに何年もはたらけば誰もが確実に成長できるでしょう。
ところが現実には会社ではいろいろなことが起こります。
上司の機嫌が悪いこともあれば、望んでいない仕事を
与えられることもありますし、自分の何倍も実力がある社員の姿を
見せつけられたりします。
するといい予感に対する疑問が沸き起こり、
だめなのかなあと徐々に予感を信じられなくなってきます。
そして脳のイメージが自分には無理なのかなという悪い予感に
かわっていくのです。
本来、人は誰もがいい予感を持っています。
それは赤ちゃんをみればわかります。
赤ちゃんが立ち上がるようになるには何度もトライして
失敗することを繰り返します。
それでも赤ちゃんは「立てないかもしれない」という
悪い予感をもつことはありません。
何回失敗しようが、「立てる」といういい予感だけで、
圧倒的な行動力を発揮しています。
当たり前のことのように思えますが、そもそも立ったことがない
赤ちゃんに立つ根拠があるわけではありません。
未知なることを予感力だけで実現しているのです。
人間はもともと誰もが素晴らしい予感力を持っています。
ただ、それを後天な刷り込みによって
封印してしまっているだけなのです。
著者 西田文郎