REV SPEEDを眺めて・・・・ | デジスパイス・ブログ

REV SPEEDの今月号の『筑波スーパーバトル』の記事を

見ながら昔の自分と照らし合わせてみた。


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(バトルに参加する車両は500PS,600PSが当たり前なんだな~~)

EVO8の登場の年までは、車検さえ通ればどんなクルマでも全日本ラリーに参加できた。
その年に、国際格式のラリーに合わせてターボに32φのリストリクターを付けることになった。

リストリクターなしの時のエンジンパワーは、400馬力くらいだったと思う。
今となっては、よくそんな恐ろしいパワーのクルマで林道を走っていたと感心してしまう?
リストリクターを取り付けた車のパワーは250馬力までいってなかった。
なんと、一気に150馬力以上ダウンである。

一番最初のテストは関東で有名な『丸和オートランド那須』と言う、ダートラ場で行った。
エンジンパワーは一気に150馬力も下がったので、走っていてもエンジンが壊れたのかと思うくらい悲しくなる。

空気の流量が制限されているので、エンジン回転も5000rpmくらいで頭打ち・・・・
今までは7000rpmくらいまでは回してたのに・・・・・

全くもって、情けない~

でも不思議なもので慣れてくると、従来のフルパワーエンジンに比べ1秒も違わないタイムが出るようになった。
150馬力かわって一秒??

その時に、チームの社長に恫喝された。

『お前ら!タイヤを消しゴムの様に使っていただけで、どうしたら速く走れるか考えてない!』

確かにパワーのあるクルマは、自由自在に操ることができる。 しかも楽しい!
しかしチープなパワーのクルマを速く走らせるには、丁寧に運転することが必要になる。
タイヤの縦横をにどう使ってあげるかが重要になってくる。

その後はパワーを路面にどう伝えるかを考えて運転したものです。
なんて、、、全日本で一番頭を使ってないとよく言われたもんだけど(-_-;)

その後はECUもモーテックやジェームスになり、その頃のエンジンとは比較にならなくなったが、いろいろ考えさせられる頃だった。

もちろんクルマのセッティングは、エンジンだけではない!
タイヤを使いきる足廻り、足廻りを機能させるボディー、そのボディーを操るエンジンとトータルでよく考えないとダメですよね。

これが難しいことなんだけどね!

でもこの楽しさが分からないと、車をイジル楽しさが無くなっちゃう。

私もREVを読みながらまた走りたくなってきた。