
ブログもサボりがちで、ごめんなさい。。
今回は、デジスパイスのノウハウの続きです。
前回は、青木宣篤選手の走行データを元に生徒さんと比較を行いましたが、
今回は、車両の性能確認方法を解説しますね。
発信加速 0~30m、0~100m、0~200mや、
中間加速60km/h~80km/hなど、簡単に計測することができます。
まず、直線の十分取れるサーキットなどで停止状態から、一気に全開加速を
行ってください。
このサンプルは、直線路を3往復しています。
(行きは全開、帰りはゆっくりです)
1.ロガーから落としたデータはこんな感じです。

2.スタート、フィニッシュを設定します。
スタート位置をマウスのトラックボールで拡大してください。
左上の『スタート設定』を選択します。

ログデータ上のSTART付近を左クリックをしながら、スタート設定を行います。

次に『フィニッシュ設定』を行います。
スタート設定と同様にトラックボールでFINISH表示の近くを拡大してください。
スタート設定の隣の『フィニッシュ設定』を選択します。

ログデータ上のFINISH付近を左クリックしながら、フィニッシュ設定を行います。

これで、今回取得のログデータを全て選択したことになります。
スタートラインとフィニッシュラインが引かれていることを確認してから、
左下のOKを押してください。
3.全データを選択します。
ダブルクリックで、データを選択して赤色にします。

4.走行データを確認する。
【グラフ】タグに移ると走行データが表示されています。
※今回は3回アタックしていますので、3つの大きな山があります。

5.今回は1回目のデータで作成します。
最初にスタート/フィニッシュを探します。
速度グラフの横軸を時間軸とします。

横軸を時間軸に変えるとこんな感じの表示となります。
従来の距離軸とは随分変わりましたね。
1回目のスタート位置近辺を左クリックして黒の縦線を入れます。
マウスホイール(または左の+スイッチ)で拡大します。

こんな感じになります。
次にスタート地点を探します。
【Fキー】で進む、【Bキー】で戻るので、スタート地点を見つける。
ロガーの性能上、止まっていても0.0km/hとはならないので、【Fキー】を
押して、速度が上がりだした地点を見つけるようにしてください。

スタート地点が見つかったら、その地点にセクタを設定してください。

セクタが設定されると【S1】と表示されます。
次にブレーキを掛けた地点をフィニッシュ地点とするために、
速度が落ちる辺りを左クリックで選択して、同様にセクタを設定する。
今回は、2個目のセクタなので【S2】と表示される。

6.【S1】~【S2】までのデータだけを抜き出し。
【データ】タグに移動する。
一番下には、セクタで区切られた詳細なデータが表示されている。

その中の、
■S1-S2区間タイム
■S1-S2区間距離
■S2通過タイム
■S2通過速度
の何れかをダブルクリックすると、S1-S2を抜き出したデータを保存することができる。

任意の名前で保存してください。
今回は、初期状態の『000_sector2』で保存します。
7.抜き出したデータの読み込み
『走行データ読込』を選択して、先ほど保存した『000_Sector2』を
読み出します。

『000_Sector2』を選択する。

ダブルクリックで赤にしてください。

8.データを解析する。

横軸を『距離』に戻します。
そうすると、なんと・・・・加速グラフの出来上がりです。
たとえば100m地点の速度と時間を見たかったら、
マウスと『Fキー』、『Bキー』を使って、右下の通過距離が100mに
なる位置を探してください。
それができたら、右の速度と上のタイムを見ればOKです。

中間加速(60~80km/h)の確認をしたければ、60km/hと80km/hにセクタを入れて、

【データ】タグの下のセクタデータを見てあげればOK!
※厳密に80.00km/hのようにぴったり合わせる事は難しいので、ご勘弁を。。。

長い文章になってしまいましたが、意外と簡単でしょ!
是非、一度やってみてください。