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佐藤振一が撮る標準系PCマイクロレンズ「PC-E Micro NIKKOR 45mm f/2.8D ED」の世界を写真とインタビュー動画で解説

株式会社ニコンイメージングジャパン(社長:五代 厚司、東京都港区)は、デジタル一眼レフカメラ用レンズ「NIKKOR」の魅力を伝えるスペシャルコンテンツ「写真家×NIKKOR 私のNIKKOR Vol.12 佐藤振一」を公開しました。
URL: http://www.nikon-image.com/sp/my_nikkor/ssatou.htm

「写真家×NIKKOR 私のNIKKOR」は、毎回、気鋭のプロ写真家が、テーマとなるNIKKORレンズで撮影し、自らの作品に対する想いや、撮影時の狙い、その要求にNIKKORレンズがどのように応えてくれたかを解説するコンテンツです。Vol.10から、新たにプロ写真家のインタビュー動画も追加し、NIKKORの魅力をより分かりやすく伝えています。

今回は、プロ写真家の佐藤振一氏が、日本屈指の霊山・霊場として名高い、山形県庄内地方の出羽三山の一つ「羽黒山」(はぐろさん)を訪れ、数百年を経た木造建築である国宝「羽黒山五重塔」を撮影しています。

二日間に及ぶ撮影の中で、着色などを施さない素木造(しらきづくり)の建築である、質素かつ力強い印象の五重塔が、巨大な杉の木立の中に溶け込むように佇む神秘的な姿を捉えています。

インタビュー動画では、圧倒的な高精細・高画質を実現したニコンFXフォーマットデジタル一眼レフカメラ「D800」と、遠近によるゆがみの補正や建築物などを美しく写す「アオリ」撮影を手軽に実現する標準系PCマイクロレンズ「PC-E Micro NIKKOR 45mm f/2.8D ED」を使用した佐藤振一氏が、「今回は建物の魅力はもちろん、鬱蒼とした杉木立と霊山の雰囲気を撮りたかった。

『PC-E Micro NIKKOR 45mm f/2.8D ED』は見た目に近い穏やかなパースペクティブを持っていて、自分がそこにいて見ているような臨場感を撮ることができた」など、撮影時の思いを語っています。

インタビュー動画URL: http://youtu.be/O6yUTz8WsV8

●「PC-E Micro NIKKOR 45mm f/2.8D ED」について
「PC-E Micro NIKKOR 45mm f/2.8D ED」は、質感、立体感へのこだわりに応え、風景や商品などの被写体を自然な感じに撮影できる、標準系PCマイクロレンズです。

電磁絞り、レボルビング機構、ゴーストやフレアーの少ない鮮明な画像が得られるナノクリスタルコートを採用しており、最短撮影距離25.3cm、最大撮影倍率1/2倍のクローズアップ撮影も楽しめます。

製品情報:http://www.nikon-image.com/products/lens/mf/pc-e_45mmf28d_ed.htm



●「D800」について
世界最高(※)有効画素数36.3メガピクセルを有する圧倒的な高画素モデルで、2012年3月に発売しています。

中判デジタルカメラに匹敵するほどの高画質を誇り、新開発のニコンFXフォーマットCMOSセンサー、デジタル一眼レフカメラ向けに最適化した新画像処理エンジン「EXPEED 3」を搭載しています。

また、91KピクセルRGBセンサーの採用により撮影シーンの認識性能を飛躍的に向上させた「アドバンストシーン認識システム」、「FXベースの動画フォーマット」と「DXベースの動画フォーマット」の使い分けができる「マルチエリアモードフルHD Dムービー」などの付加価値の高い機能を備えているのも特徴です。

製品情報:http://www.nikon-image.com/products/camera/slr/digital/d800/

※2012年2月7日現在、35mmフィルムサイズに準じた撮像素子搭載のレンズ交換式デジタル一眼レフカメラにおいて



●佐藤振一氏について
1966年、大分県大分市生まれ。日本大学芸術学部写真学科卒業。

商業施設設計・施工会社を経て1995年にフリーランスとなる。インテリア・建築写真をベースに、超高画素カメラの持つ精緻な描写と独特な透明感を生かした作品制作を続けている。

デザイン・建築誌のほかドキュメンタリー系の媒体にも作品を発表。

最近は日本庭園の撮影も多く手がける。写真集に作家・吉本由美氏との共著で20世紀末の東京の街を描いた「今わたしの居るところ」がある。

公益社団法人日本写真家協会(JPS)会員

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http://news.livedoor.com/article/detail/8085957/
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スマホの登場以来、縮小傾向にあるといわれ続けているコンデジ市場。

お手軽かつ、十分な画質で撮れるスマホに対抗する術はあるのか? メーカー各社の工夫を探る。

⇒【前回】苦境のコンデジ、頼みは「スマホの補完」能力 http://nikkan-spa.jp/501174



【戦略1】水中、雪山、スマホが苦手とするシーンに特化

「スマホにできないことをできるコンデジ」という立ち位置では、アウトドアに特化した商品が本領を発揮。

大自然の中でのレジャーの撮影では、スマホよりもこういったタフ仕様のデジカメを持ち歩きたい。

「ここ数年、山登りや釣りなどのアウトドア人口が増えていることもあり、防水や衝撃に強いのをウリにしているタイプは売れ続けています」(デジタル系ライターの荻窪圭氏)

 狭い範囲向けではあるが、細く長く需要のあるジャンルである。

オリンパスの「TG-2」は、iPhone、Android対応のアプリ「OLYMPUS Image Share」と、東芝製無線LAN搭載SDHCメモリーカード「FlashAir」を用いれば、Wi-Fi接続も可能。

撮影した場所の位置情報を記録するGPSと電子コンパスも搭載。

●オリンパスSTYLUS TG-2 Tough
防水15m、耐落下衝撃は2.1m、耐低温は氷点下10℃と、水中、雪山、登山などどんなアウトドアシーンでも活躍。’13年2月発売。3万6000円




【戦略2】スマホにはできないハイクオリティの自分撮り

 スマホで容易にできる自分撮り機能は、Wi-Fi搭載があってこそ。

スマホでは行き着けないクオリティの自分撮りを撮影し、Wi-Fiでスマホに飛ばす。女性をターゲットにした機種で、自分撮り ・Wi-Fi搭載・美肌フィルタ・レタッチをセットにしてセールスポイントにしているパターンが多い。

アジア圏で「自拍神器」と呼ばれブランド化している「EXILIM TR」シリーズは、モードの選択をしなくても、自動で美肌フィルタがかかる仕様。

「スマホでの自分撮りのような普段使い目的というよりも、旅行などで写真を撮るときに、一度コンデジを持ったら、スマホに持ち替えてほしくない、という意図があるのでしょう。

風景写真を撮ったあと、自分も含めた写真も撮りたい、そんなときに自分撮り機能がついていると便利です」(荻窪氏)

●カシオ EXILIM TR15
7月に3000台限定で発売され、8万円台と高額にもかかわらず、売り切れた。

フレームが360度回転するのが特徴

⇒【写真】はコチラ http://nikkan-spa.jp/?attachment_id=501187



●ニコン COOLPIX S6600
ジェスチャー操作機能で、カメラから離れていても撮影などの操作が可能。

モニターが回転して自分撮りもOK。8月29日発売予定。3万円(予想店頭価格)

⇒【写真】はコチラ http://nikkan-spa.jp/?attachment_id=501188



【戦略3】ミラーレスや一眼に引けを取らぬ画質と表現力

 カメラの本領発揮、というところで勝負している機種も少なくない。

ズーム倍率の向上や、暗所での画質アップなど、“明らかにコンデジで撮ったほうが画質がいい”と感じさせるように尽力している。

「これらのタイプも、たいていWi-Fiが搭載されていて、基本はスマホと仲良く連係したいというのが根底にあります。

過去のコンデジと違うのは、とにかく“高機能”。

かつてはあれもこれもとたくさんの機能がついていてお得感のある“多機能”なものが好まれましたが、今はクオリティの高い“高機能”な機種がよしとされます」(荻窪氏)

 この手の機種は、アウトドア系や自分撮り機能などの個性をウリにするのではなく、撮れるものの質にこだわったストイック型といったところか。

一眼レフ顔負けのアート写真が撮れるものもある。

●キヤノン IXY 610F
光学10倍ズームに加え、倍率に応じて最適な画像処理を行う機能により約20倍のズーム領域でも高い解像度を保つ。1万8000円

⇒【写真】はコチラ http://nikkan-spa.jp/?attachment_id=501193




●キヤノン PowerShot N
一回の撮影で、画像のシーンを解析し、構図や色調、露出を自動で調整した5種類の写真を追加で出力でき、思いがけないアート写真を楽しめる。2万9980円

⇒【写真】はコチラ http://nikkan-spa.jp/?attachment_id=501196




●パナソニック LUMIX DMC-LF1
光学7.1倍ズーム、F2.0のレンズで暗い場所でも高画質で撮れる実力派。

このクラスでは唯一EVFを内蔵し、ファインダーを覗いて撮れる。3万9000円

⇒【写真】はコチラ http://nikkan-spa.jp/?attachment_id=501199



●ソニー RX100 II
他のコンデジと比べ、約2倍の大きさである1.0型のセンサーを搭載し、コンデジとしては破格の高画質を実現した。6万5000円

⇒【写真】はコチラ http://nikkan-spa.jp/?attachment_id=501204




【荻窪 圭氏】
デジタル系ライター。『ASCII.jp』で連載中。
『デジタル一眼レフカメラが上手くなる本』(翔泳社)ほか、著書多数

取材・文/朝井麻由美
― コンデジ業界の生きる道【2】 ―

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コンデジ業界、生き残りのための3つの戦略苦境のコンデジ、頼みは「スマホの補完」能力青山裕企氏直伝「女のコをかわいく撮る3つのコツ」


http://news.livedoor.com/article/detail/8077848/
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"ソニーモバイルコミュニケーションズ代表取締役兼CEOの鈴木国正氏"  

ソニーモバイルコミュニケーションズは9月13日、銀座のソニービルで9月4日(現地時間)にドイツ・ベルリンで発表した新型スマートフォン「Xperia Z1」のタッチ&トライイベント「Xperia Z1 Japan Premiere(エクスぺリア ゼットワン ジャパン プレミア)」を開催した。

同イベントでは、同社代表取締役兼CEOの鈴木国正氏、ソニーモバイルUX商品企画部統括部長兼クリエイティブディレクターの黒住吉郎氏ほか開発担当者らが登壇し、新端末の魅力を語った。

【拡大画像や他の画像】

「カメラからスマホを再定義する」――。
発表会全体を通じて伝えられたメッセージだ。

「一般的にカメラに抱くであろうイメージをより豊かにしたい」(鈴木氏)という想いが込められている。だが、Xperia Z1の魅力はカメラだけではない。

鈴木氏は、「ワン・ソニー」(1つのソニー)を標語として、ソニーが持つ全ての英知・技術力を注ぎ込んだのがこのXperia Z1だと語った。

黒住氏も、「Xperia Z1はスマートフォンだけでなく、ソニーを代表するフラッグシップ」と話す。

 Xperia Z1は、5インチのフルHD表示(1080×1920ピクセル)対応ディスプレイを搭載し、最大のウリであるカメラにはソニーの半導体事業部、カメラモジュール部、デジタルイメージング部の各部署の全ての英知を結集させ、実装に至った。プロセッサーはQualcommのSnapdragon 800に属する「MSM8974」(2.2GHzクアッドコアCPU)を備え、大容量の3300mAhバッテリーで高いパフォーマンスを支える。

 鈴木氏は、そんなZ1が生まれた背景や、これから作るXperia端末全てに通じるという3つのコンセプトを明らかにした。

●Xperiaブランドを貫く3つのコンセプト

 1つ目は、「コアテクノロジー」。「画質、音質、カメラなど、ソニーが持つ基本的な技術」(鈴木氏)を指すという。

今回の発表では、「(ソニーの)テクノロジー」という言葉が頻繁に飛び交い、同社が技術面で強い自信を持っていることが伝わってきた。

 2つ目のコンセプトは「サービス&アプリケーション」。

これまで提供してきた「Sony Entertainment Network」に加え、ソニーが自前で作るアプリに焦点を当てていくという。

鈴木氏は、「Androidアプリは、サードパーティが質の高いものを多数開発・提供している現状がある」とした上で、「そこだけに任せずに自分たちで作るアプリを1つの商品として売り出していきたい」と語った。

「音楽、動画、撮影した静止画などのコンテンツが、ローカルおよびクラウドでシームレスにつながることは当然実現すべきユーザーエクスペリエンスだ」と強調した。

 最後は、「エコシステム」。
「ソニー製の各種機器間の連携がより簡単になるよう強化していく」(鈴木氏)ということだ。

今後は、腕時計型デバイスの「SmartWatch 2 SW2」など、「スマホを軸としたウェアラブル商品を強化していく」(鈴木氏)。

特に3つ目のエコシステムに関しては、これまでさまざまなヒット商品を作ってきた経験のある同社だからこそ実現できる賜物だ。

 鈴木氏は、「これら3つをソニーの総合力として、脈々と続けていく」と語る。
その最初の一歩として登場したのが、Xperia Z1だ。

Z1の魅力は主に5つある。その5つとは、「デザイン」「カメラテクノロジー」「カメラアプリケーション」「ディスプレイ」「エンターテインメント」のことだ。

鈴木氏らはその魅力を力強く語り、それはタッチ&トライのデモンストレーションでも伝えられた。

●機能と美しさを両立させた“喜び”を感じるデザイン

 Xperia Z1の持つ、シャープでスタイリッシュなデザインは、「所有感を大切にし、ユーザーが手に持ったときの喜びを重視した」(鈴木氏)ことで生まれたものだ。

持ち心地というのは、他社製品と比較するのが難しいが、手にしたときの喜びを何よりも大切にしたいという思いは、端末の細部にも体現されている。

 デザインを担当したソニーモバイルシニアデザイナー日比啓太氏は、「目指したのは、機能と美しさの両立」と語った。

一番の特徴は、1枚のアルミ板を削って仕上げたシームレスなメタルフレームだ。

過去モデルの「Xperia Z」と同じく、どこから見ても美しい均一性のある「オムニバランスデザイン」というコンセプトを継承している。

側面にあるアルミ削り出しの電源キーも、引き続き採用した。

金属にこだわった理由について、「カメラなど道具的要素のあるプロダクトは、金属素材を通して金属の持つ普遍的な価値、安心感を体現しているイメージがあり、Z1でもそれを表現したかった」と日比氏は説明する。

フレーム自体がアンテナとなり、防水性能を高めることにも貢献するなど、まさに“機能美”を体現したものとなっている。

イヤフォンジャックも、防水性能を強化した上でキャップレス仕様となった。

 そのほか、基本造形の考え方も抜本的に見直した。「シャープな印象を残しつつ、持っていてまったくストレスのない造形」と日比氏が言うように、端末の角は丸みを帯びた球体になっている。

「スマホはせわしなく触るイメージがある。
手のひらで球を支点にくるくる端末が動き回ることをイメージした」と日比氏は説明する。

 カラーバリエーションは、Xperia Zと同じくブラック、ホワイト、パープルの3色。

黒住氏は、「特にパープルはZからある一押しのカラー。ただ、以前のものより若干華やかにすることで、より幅広いユーザーに訴求できるものにした」と話す。

「アルミの素材を生かすダブルアルマイトという処理を施し、丸みのある面と平面でまったく違う色と質感を実現できた」と日比氏は自信を見せる。

色味から質感に至る細部まで、妥協することなく徹底的にこだわった。

●デジカメ不要、スマホに投入したソニーカメラの全て

 鈴木氏と黒住氏はともに、Xperia Z1の一番のポイントは有効約2070万の高画素カメラで、カメラの総合力ではどこにも負けないと意気込みを語った。

ユーザーにとっての魅力は、「暗いところでもきれいに撮れる」「ブレない」「ズームができる」といった点。

これらの実現に向け、ソニーは3つの「秘伝のタレ」(黒住氏)を用意したという。

秘伝のタレというのは、文字通り老舗のうなぎ屋などが使うものを指す。
ソニーにとって大きな強みとなるカメラの技術を、開発当初からこのように例えていたという。

 その秘伝のタレとは、F2.0と明るくサイバーショットの技術を盛り込んだ「Gレンズ」、暗いところでもくっきり撮れるCMOSセンサー「Exmor RS for mobile」、ソニー独自の画像処理エンジン「BIONZ(ビオンズ) for mobile」の3つを指す。

デジタルカメラで培った技術を、惜しみなくスマートフォンに投入した。

 新搭載の「Gレンズ」では、暗い場所でも明るい写真を撮影できる。

センサーサイズは、従来の他メーカー製品が1/3型である一方で、1/2.3型というコンパクトカメラと同等のものを採用し、画素数も増やした。

「大きなセンサーが、よりきれいな画を作る」(黒住氏)という考えのもと、センサー自体も大型化。

ISO感度は最大6400に上がり、これは携帯端末では「最高クラス」(黒住氏)。

プレミアムおまかせオート設定時は、1画素あたりのサイズが1.6マイクロメートルとなり、これも「業界最高」だという(黒住氏)。

 ソニーのデジタルイメージング事業本部カメラエンジニアの松下伸行氏は、サイバーショットをはじめとする商品開発に携わり、特にBIONZに関わってきた。

今回Z1で目指したのは、「思い出画質」だという。
従来は、運動会や旅行など特別なイベントの際はスマートフォンに搭載されたカメラだけでは物足りないため、デジタル一眼レフやコンパクトデジタルカメラを持ち歩いていた人がほとんどだろう。

そこで、松下氏は「わざわざ別のカメラを持ち歩かなくていいように、ズームができ、ブレに強く、きれいに写真が撮れるスマホカメラを実現したい」と考えた。

「いかにカメラで楽しむか。
楽しみを無限に広げていくか」(黒住氏)というユーザー体験も、根底を貫く考えとなっている。

「カメラという1つのUI(ユーザーインタフェース)から無限に広がる楽しさを提供したい」と黒住氏は語った。

鈴木氏も、「総合的な使いやすさでは、ソニーのカメラはどこにも負けない」と強気だ。
細かい個々のスペックでは他社製品に見劣りする部分があっても、総合力で自信があるということだ。

●「カメラからスマホを再定義する」を体現する、4つのアプリ

 Xperia Z1は、カメラ起動時にすぐ使える4つのアプリを搭載している「ユーザー視点で使いやすさを大切にし、なおかつカメラからスマホの再定義をするというコンセプトも踏襲したもの」と黒住氏は説明する。

各アプリはタッチ&トライブースで体験でき、ブースの説明員もその特徴を説明してくれた。

 まず、撮影前後の2秒間に61フレームまで連写が可能な「タイムシフト連写」。

ブーケトスの瞬間など、ここぞというタイミングを逃したくないときに重宝する機能だ。
撮影した写真は全て保存できる。

 次に、ソニーが開発したSmartARエンジンを用いて撮影画像にさまざまなエフェクトをかけるエンタメ系アプリ「ARエフェクト」だ。

人間の顔や3D空間を認識し、あらかじめ用意されたテーマごとにキャラクターや背景を映し出すもの。

黒住氏は、「かつてプレイステーションで使用していた、かなり高度な技術を採用している」と語り、「例えば、今後さまざまなキャラクターを用意し、ダウンロードして使ってもらうという展開も考えられる」と続けた。

 撮影した写真の関連情報を表示する「Info-eye(インフォアイ)」は、説明員の解説にも熱がこもる。

「ランドマーク」「ワイン」「本」など、あらかじめ設定されたテーマに関する写真を撮影すると、テーマごとに提携しているデータベースが関連情報を表示する。

例えば、「本」ならAmazonのデータベースに結びついている。

「正面からブレないように撮影する必要はあるが、画像の読み込みの処理や、関連情報が表示されるまでのスピードなど、かなり技術的に苦労した」と説明員は言う。

「サーバの処理速度を早めるため、提携先とも何度もやり取りした」といった隠れた苦労もあったようだ。

 「Social live」は、撮影中の動画をリアルタイムでFacebookに中継できる。

説明員によると、「Facebookが提供しているアプリで、類似の機能を持つものはまだないはず」ということだ。

「いいね!」やコメントなどの反応がリアルタイムで返ってくる即時性も大きな特徴だ。

 これらのアプリのようなソフトウェア面だけでなく、ハードウェアの面でもカメラの可能性を広げる試みを行っている。

 まずは、ドイツで開催した家電見本市「IFA 2013」でも発表したデジタルカメラ“サイバーショット”「DSC-QX100」「DSC-QX10」だ。

カメラ単体でも使えるが、基本的にはスマートフォンとWi-Fi接続した上で利用するものだ。

ともに日本での発売は10月25日を予定している。

価格はオープンで、想定実売価格は、DSC-QX100が5万5000円、DSC-QX10が2万5000円だ。
三脚の「SPA-MK20M」も国内で10月10日の発売が予定されている。

 Xperia Z1を固定すると、回転・角度調節をしながら被写体を見つけて自動で撮影するスマートイメージングスタンド「IPT-DS10M」も用意した。

被写体を自動で追いかけ、笑顔などを認識して撮影をしていく仕組みだ。

説明員は「IPT-DS10Mに関連したアプリは初期状態では1つだけだが、すでにさまざまなものが用意されている。

用途に合わせて好きなアプリを使い、楽しんでほしい」と語った。
国内発売予定だが、発売日は未定だ。

 そして、NFCでXperiaと接続でき、防滴性能も備えた「Smart Watch 2 SW2」も国内での発売を予定している。

鈴木氏は「ウェアラブル端末の市場は成熟し、IFAでもさまざまな種類のものが登場していた。

この領域のリーダーとして市場を牽引したいと思っており、非常に期待している商品」と意気込みを語った。

説明員によると、「Z1に来た着信通知やメール通知の確認のほか、端末が見つからない際にZ1に通話発信することができる機能なども備えている」という。

●美しくない映像を美しくするという、新しいチャレンジ

 5インチのフルHD表示(1080×1920ピクセル)対応ディスプレイは、ソニーの液晶テレビ「BRAVIA」で培った技術を手のひらに実現したもの。

5年間テレビ事業部にいたソニーモバイルのディスプレイエンジニアの八木貴郎氏は、自然な色合いを表現する「トリルミナスディスプレイ for mobile」と、ソニー独自の超解像技術「X-Reality for mobile」を今までにないスピードでスマホに実装できた背景に「関係者の多くが同じ思い」があったと語る。

 八木氏が目指したものは、「世界で最も美しく、快適なディスプレイ」。

84インチのテレビ画面と5インチのZ1の画面を並べて、チューニングを何度も繰り返したという。

テレビとスマホでは画面サイズだけでなく、扱うコンテンツも大きく異なる。

「地デジやブルーレイだと、ハイビジョン映像を映し出すが、スマホはYou Tubeのように解像度が低く画質が荒いコンテンツも扱う。

こういった映像を美しくするという行為がまったく新しいチャレンジだった」と八木氏は説明する。

「ただソニーの技術を実装するだけでなく、モバイルに最適化させることにもこだわった」(八木氏)。

●ローカルとクラウドの区別なく、シームレスな体験を

 最後のポイントが、ムービー、ミュージックなどソニー独自のアプリを提供している「エンターテインメント」の分野だ。

「エンターテインメント、コンテンツについてはこれまでソニーに足りていなかった部分」と黒住氏は振り返る。

その上で重視したのが「端末の中にあるアプリとクラウドにあるサービスをいかに融合するか」ということだ。

 「アルバム」アプリは「PlayMemories Online」アプリ、「WALKMAN」アプリは「Music Unlimited」アプリ、「ムービー」は「Video Unlimited」アプリとそれぞれ結びついている。

各オンラインサービスも新機能を追加し、よりローカルとクラウドデータ間をシームレスにする設計にした。

例えばPlayMemories Onlineには、どの端末から撮影した写真も同じように並べて表示する「オールシンク」機能を追加し、スマホやPC、クラウド上にある写真データ全てをシームレスにつないだ。

 Xperia Z1の魅力を余すことなく伝える発表会となったが、国内のどのキャリアで発売されるかなどの詳細は明かされなかった。

今回の発表では、現場のエンジニアリングの生の声を聞けた。

「コアテクノロジー」「サービス&アプリケーション」「エコシステム」という3つのコンセプトを「ソニーの総合力」と表現した鈴木氏。その総合力は、技術者が妥協せずにこだわり抜いたからこそ実現されたものだ。

その総合力を体現する端末として先陣を切ったのが、このXperia Z1だ。カメラに対する従来のイメージを一新するような豊かなユーザー体験を提供するべく、Z1で大きな一歩を踏み出した。

※一部、加筆修正しました(9/15 14:04)。


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