プロも認める。iPhone5s[カメラ機能]の進化 | 遊悠デジカメ&ビデオ

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 日本時間10日深夜、iPhone5S/5Cがドコモを含む日本国内大手3キャリアから発売されることが明らかになった。

「リーク通り」と大きなサプライズはなかったものの、カメラ性能について賞賛の声があがっている。

実際、どれほど進化しているのか? スマホ・タブレット向けのコスプレ写真集アプリを出すなど、スマホの写真事情にも詳しい写真家の杉山宣嗣氏に、5sのカメラ性能について解説してもらった。

◆開放F値 f/2.4 ⇒ f/2.2

 f/2.0になるとも噂されていたF値だが、今回はf/2.2で落ち着いた。
ちなみに、5c・5・4sはf/2.4。

「F値が小さくなると、より多くの光を取り込めるようになります。

iPhoneの標準カメラでは、シャッタースピードとISO感度はオートで撮影されます。F値が小さくなると、シャッタースピードが上がるので手ブレを起こしにくくなり、ISO感度(感光度)も低くなることでノイズを抑えられます」(杉山氏)

【F値が小さくなると?】
光を多く取り込める ⇒ 明るい ⇒ 手ブレしない・ノイズ低減

◆センサー 15%大きく光感度も33%アップ

 iPhone5Sには、「8メガピクセルの裏面照射型CMOS」というセンサーが搭載される。カタログの「800万画素数」という文字だけ見ると、「4sや5と同じだし、Androidの方が画素数高い」と思ってしまいそうだが、5sはセンサーの大きさがアップしている。

「センサーは、大きいほうが階調表現に優れています。一眼レフカメラでも、50万円を越えるフルサイズ機と、5万円程度で買えるAPS-C機の主な違いはそのセンサーの規格です。

画素数が同じ製品でも、大きいセンサーのカメラではさまざまなメリットがあります。

たとえば、ハイライトの飛び(空が真っ白)やシャドウのつぶれ(暗い顔がまっ黒)が、しにくくなります」(同)

 スマホで撮影した“のっぺり”と立体感のない写真は、センサーの性能に因るところが大きいのだ。

アップルのウェブサイトには、5sで撮影した写真が掲載されており、明らかに性能の差が出ているという。

「スマホで順光(光が顔に直接当たる状態)撮影すると、光のあたっている部分が白く、暗い部分がまっ黒になりますよね。

5sで撮られた写真をみると、階調がなめらかで、かなりデジカメで撮影した写真に近づいているように思います。

ピーマンの写真の階調のなめらかさ、花の写真のディテールの繊細さからみてとれますね。

また、スケボー写真の空のグラデーションや、腕の影になっている部分の下の服が黒くつぶれていない点にも注目です」(同)

【センサーが大きいと?】
階調がなめらかになる ⇒ 明暗差が大きい屋外の順光撮影も安心

◆フラッシュ LED1個 ⇒ 2色2個

 目に見える大きな変化となったのがフラッシュ。5・4sでは、白色のフラッシュが1個のみだったが、5sでは白とアンバー(褐色)2つのフラッシュが搭載されている。

撮影環境の色温度(※)を自動的に測定して、2色を最適な比率や強度で発光するそうだ。4sや5cには非搭載。

「薄暗く、裸電球の黄色っぽい照明のおしゃれなレストランなどでは、フラッシュだと違和感がありました。

カメラマンは、フラッシュにカラーフィルターを付けることで、自然な色で撮影できるように工夫しています。

5Sはそれに近いことを2色のフラッシュでやろうとしている。

どの程度キレイに撮れるかは撮ってみないと分かりませんが、普通のデジカメでもやられていない面白い試みだと思います」(同)

【フラッシュが2色あると?】
環境に合わせた色で発光 ⇒ 自然な色合いの写真に

◆チップ A6 ⇒ A7(64ビット)

 5sには、4sのA5チップ、5・5cのA6チップを遥かに上回る性能を持った64ビットのA7チップが搭載されている。

パフォーマンスは2倍と謳われており、カメラ機能についても新しい画像信号プロセッサが搭載された。

具体的には、オートフォーカスが最大2倍高速、1秒間に10枚の写真を連続で撮影する「バーストモード」、動画の一部をスローにする「スローモーションビデオ」などの機能が実現されている。
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http://news.livedoor.com/article/detail/8059172/
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