ノリックが交通事故死、トラックと衝突

　７日午後６時２０分ごろ、神奈川県川崎市の市道で、２輪ロードレースの人気ライダー、阿部典史（のりふみ）さんが乗ったバイクがトラックと衝突、阿部さんは病院に運ばれたが間もなく死亡した。３２歳だった。９３年に全日本ロードレースにデビューすると、いきなり史上最年少の１８歳で総合優勝を達成。世界選手権（ＷＧＰ）でも通算３勝を挙げるなど「ノリック」の愛称でファンに愛され、日本に２輪ブームを再来させた立役者だった。

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加藤大治郎が事故死して以来のショッキングな事故死です。

あの、ミック・ドゥーハンと渡り合い、
髪をなびかせ上半身を起こした独特のライディング・スタイルで、
終盤、マシンを滑らせながら追い上げる姿は印象的だった。

「だったら、もっと早くからいけ～！」
なんて思いながら応援をしていましたが、
そこがまたノリックらしかった。

「ガーッといったら、またドジしちゃったよ！」
という本人の声が聞こえてきそうですが、
逝くにはあまりにも若すぎて、
本当に本当に、残念でなりません。

これが、生来の天才ライダーであった、
ノリックらしい最期だとは思いたいくないですが、
今はただ、ノリックのご冥福をお祈りします。