こんにちは。
2015年5月1日(金曜日)~5月2日(土曜日) 晴れ。
アメンバー限定記事は、かなりヘビーな事を書いたので、B記事は明るめに…
5月に入って、滋賀県へ行った。
その時に食べたお昼ご飯のハンバーグランチの話。
滋賀県のとある宿場町へ訪れた時、喫茶店を見つけた。
カウンターがあって、テーブル席がいくつかあって、昔ながらの町の喫茶店。
その喫茶店の前にランチメニューを書きこんであるブラックボードがあり、僕の目に留まった。
ハンバーグランチ、サラダ、ライス付、650円。
よく見ると、懐かしい食品サンプルが飾ってあるショーウインドもあった。
店構えとショーウインド、ハンバーグランチの文字に惹かれて、その喫茶店に入る事にした。
ドアを開くと、カウベルの♪カランカランコロンの音色が…
ベタな喫茶店のドアに付けられているカウベル。
喫茶店の中には、おばあちゃんがいた。
どうやらこの喫茶店の人らしい。
僕以外のお客さんは、誰もいない。
僕は表が見える2人用のテーブルに座った。
しばらくすると、カウンターの中から、おばあちゃんの息子らしい50代くらいの男性が出て来た。
おばあちゃんと息子らしい男性のやりとり…。
そのお店の男性、おばあちゃんがコップに水を入れ過ぎた事を怒っていた。
そんなこんなで、音楽も流れていない静かなお店でハンバーグランチを注文した。
しばらくすると、野菜を刻む音が調理場から聞こえてきた。
僕は窓の外の景色を眺める。
理髪店のくるくる回る赤と青と白のサインポール、燕、古民家、行き過ぎる車を見ていた。
ちょっとだけ緊張していた僕の前に、ハンバーグランチが運ばれてきた。
湯気が出ているハンバーグ、かなり美味しそうに見えた。
手作りサラダの不細工さもいい雰囲気を出していた。
そう言ったら失礼かな!?
最初にサラダを食べて、ハンバーグを割り箸で切って、一口食べる。
旨い。口の中に肉の旨味が広がった。
ソースもいい味。
高級なハンバーグではなくて、家庭的な、昔ながらの喫茶店の味。
僕が食べたかったハンバーグの味。
少しだけ空腹だった僕の胃と心が満たされた瞬間だった。
生きるために、ご飯を食べる。
やはり食べる事は幸せだと実感した。
今は、心と身体が不調ではあるが…
いつか、もっと元気になって、笑える日が来たら…
またこの喫茶店へ行こうと思う。
それが僕の中の目標。いや、希望かな!?
普通に仕事をして、何でもない事に幸せを感じて、笑って、自分らしく生きていきたい。
今の僕には…
でも、人生…
誰かが、何かが、時間が…
きっと助けてくれる。
そう信じて…
では、また。