こんにちは。
先週、大阪で虐待によって、幼い命が奪われる事件が起こりました。
「虐待」で、こどもたちが傷ついたり、命を奪われたり…現代社会において
この悲しい出来事はなくなりません。とても残念で、心が痛みます。
どうして「虐待」は、起こってしまうのでしょうか?
東京都保健福祉局の児童虐待の実態白書によると…
「虐待」の原因の上位に挙げられるのは…
1.経済的困難
2.母子(父子)家庭
3.夫婦間の不和、不仲
4.育児疲れ
5.周囲の人たちからの孤立
もちろんこのこと以外でも「虐待」は起こります。
自分自身のイライラやストレス、余裕の無さ…
「虐待」は、ちょっとしたことから、はじまってしまいます。
おとなのストレス、イライラ、気持ちの爆発の矛先、はけ口が
こどもへの「虐待」につながります。たとえ円満な家庭の方でも、
恵まれた人でも…同じです!
「虐待」の種類は、大きく分けて…
1.身体的虐待(からだに暴力を与えること。たたく、なぐる、ける、つねる・・・など)
2.心理的虐待(こころに暴力を与えること。ことばによる暴力。無視、拒否…など)
3.性的虐待(こどもにわいせつなことをする、また、わいせつなことをさせる…など)
4.ネグレクト(こどもへの育児、養育放棄、無視、ご飯、衣服など与えない…など)
こどもが「虐待」を受けると…
身体も心も大きくひどく傷つきます。とくに心にうけた傷は、トラウマ(心の傷)として
こどもの成長発達に大きく影響します。人間としていきいきと生きられない。
常に怯えていたり、おとなの顔色ばかり伺ったり…精神的に不安定であったり…
自分のことを否定しはじめて、自己否定感ばかりで…自分の事を好きになれない。
人との関係においても、自分のイヤなことに対してNOと言えない。伝えられない。
何かに依存してばかりで、自分らしく生きていくことができない。
こどもが「虐待」を受けて育ってしまうと、自分が大きくなって、こどもを育てるとき…
同じように「虐待」を自分のこどもにしてしまうという統計結果も出ている。
「虐待」は、必ずエスカレートします。「虐待」は、最後に命を奪います。
だから、「こどもへの虐待」は、絶対にしないでほしい。しては絶対ダメです!
「虐待」は、「虐待」をするおとなもつらいこと…助けてほしいこと…逃げ出したいこと…
おとなも泣きたいほど、しんどいこと…わかるから。知っていますから。
「虐待」は、誰にとってもプラスにならない。何も生み出さないから…
おとなが「子育てしんどい!つらい!」「わたしのこと!わかってよ!」「もう!いや!」って
いう気持ち…溜めないでください。我慢ばかりしないでください。
そして、ひとりで」悩まないでください。こどもをストレス解消のはけ口にしないでください。
「誰も聞いてくれない!」「誰もわかってくれない!」まわりに助けを求められないとき…
今では、いろいろな専門機関があります。インターネット、電話、Eメール、相談窓口…
情報社会の今、いろいろな情報をうまく活用してみてください!!!
「虐待」がエスカレートする前に…
「今ならやり直せる!助けを求められる!」と思ってください。
明日のこどもたち、そしてお母さん、おとうさんのために…
誰も傷つかないで…泣きたいときは泣いてもいいから…
誰かに助けを求めて…恥ずかしいことでもいいから…
また、もしあなたが「こどもの虐待」を見たり、知ったり、聞いたりしたときには…
知らんふりせず…警察や保健所、市役所、専門機関などに通報してください!
小さな命が誰かに奪われないように…
そして、みんな笑顔で!幸せに!
今日は、日曜日!楽しんで!
はりきって!ボチボチいきましょう!