今日の話題は、

YouTubeがJASRACと、音楽著作権の包括利用許諾契約を締結!!!!

という記事。


話題としては、ちょっと前のハナシ(2008年10月23日)ですが、IT関係者としてはぜひとも押さえておきたいところなので、取り上げたい。


まずは、記事自体を読んでみて欲しい。


(Yahooニュース)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081023-00000025-rbb-sci


(livedoorニュース)

http://news.livedoor.com/article/detail/3870978/


この記事を読んで

「これでアーティストのPV(プロモーションビデオ)を自由にアップできる」

と思ったら大間違い。

一般にTVはもちろん、販売されているPV(プロモーションビデオ)などを勝手にYouTubeに投稿することは、相変わらず違法。

ましてや、一部を加工したりして公開するのも違法。


今回の包括利用許諾契約は、


アナタが勝手に、アーティストの楽曲を「歌ったり」「演奏した」オリジナルの映像を、YouTubeに流してもいいですよ


という意味。


つまり、アナタがギター弾き語りで、コブクロの「蕾」を歌った映像を、YouTubeに投稿しても、違法にはならないということ。

「えっ、いままで、それって違法だったの???」

と、思う人も多いと思うが、もちろん、違法。


歌っているのはアナタでも、楽曲は、プロのアーティストの「作品」であり、それを勝手に「自分の作品」として世の中に発表しているわけだから、やはり違法なのだ。


アーティストは、自らの才能を提供して収入を得ている。

例えば、カラオケで我々が一曲歌う毎に、ちゃんと、カラオケ店を通じてJASRAC経由でアーティストにお金が落ちている。

カラオケは、その店だけの一過性のものだが、あなたがYouTubeに、「アナタ版・蕾」を投稿すれば、それは、永遠にYouTubeに残ってしまう。

そして、結果として多くの人が、あなたの下手くそな「蕾」PVを見るかもしれないのだ。


さらに、アーティスト側からすれば、自身の楽曲を「押切もえ似の、歌唱力抜群の素人」が歌ってくれていたら、なんとか許せても、大抵は、独りよがりの、聞くのも見るのも耐えない「勝手PV」が、自分の意志とは全く別に「我が物顔」で、YouTubeに増殖していくわけだからたまらない。


これは、アーティストからすれば、

自分の作品に対する「レイプ」とも言える。


ただ、YouTubeをはじめとするストリーミング投稿の流れは、もう止められないのは事実で、投稿自体を禁止することは不可能な状況にきている。

今回のYouTubeとの契約は、アーティスト側からすれば、「不承不承の落としどころ」なのかもしれない。