ドビュッシーの「亜麻色の髪の乙女」という、

甘い旋律のピアノ曲がある。

心安らぎたいときに時々聴く曲だ。



画像、リンクはYouTubeより、ドビュッシー「亜麻色の髪の乙女」


フランス近代作曲家を代表するドビュッシー。

絵画の表現形態とその時期を同じくし、

音楽の世界で「印象派」と称された作曲家だ。

今でこそ「印象派(あるいは印象主義)」という言葉は定着しているようだが、

1800年代後半の画家や音楽家は、

「印象派」と呼ばれることに抵抗を示していたようだ。

明らかな軽蔑と揶揄の意が込められていたからだ。

何をもってして「印象」なのかは判らないが、

画家モネの「印象・日の出」という作品が、

その由来になっていることは有名な話だ。


だが、軽蔑、揶揄されるものは、

新しい表現方法に対して向けられることが多い。

既存の安心感を壊され、不安に掻き立てられる居心地の悪さが、

軽蔑や揶揄になる。

新しいものが生まれるとき、

そこには必ず絶賛と軽蔑の論争が起こる。

フラン近代の芸術家達の表現活動は、

既存の概念を打ち壊し、次々と新しい表現方法に挑戦していった。



「やってはいけないことはない」と、教えてくれる。