乃木坂曲の多くはワルツ | 安濃爾鱒のノート

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これは web log ではありません。
なんというか、私の「ノート」です。

 パソコンで書類を作成・変更・管理するためのワープロソフトがあるように、パソコンで楽譜を作成・変更・管理するためのソフトというものがある。

 私は、最近、或る成り行き上、そういうものの一つ、("MuseScore" というものなのだが) を試してみることになって、で、最近は、これに「ハマって」しまい、これで遊んでいる。

 

 楽譜作成ソフトで遊ぶ、と言ったって、音楽的素養・素質がまるでない、つまり、作曲・編曲なんかできない私にできることは、ネットで拾った楽譜を書き写して鳴らしてみてちょっと弄ってまた鳴らして・・・というのを繰り返すだけなのだが、まぁ、幼稚な、金のかからない遊びである。

 

 ところで、こういう遊びをやってきてちょっと気になったことがある。

 

 例えば、乃木坂46の16作目のシングル「サヨナラの意味」の楽譜として、私がネット上で見つけた楽譜を書き写して一部勝手に弄って書いたものの一部はこんな感じ:

 

(楽譜全体はこちら)( Youtube に Up したもの

 

 で、この曲では、

というのが繰り返されるのだけど、( 乃木坂の曲にはこのパターンが多い ) 、この部分、音楽学校などでちゃんと体系的に「正しい楽譜の書き方」を学んだ人にいわせると、これは「間違った書き方」だそうだ。

 そういう人達の考える「正しい」書き方は、

というものなのだそうである。

 

 理学部数学科出身者に言わせれば 「なんでやねん!?」 である。

 

 8分音符の1.5倍の長さを表現するのに、《8分音符に付点》 と 《8分音符と16分音符 をタイで繋ぐ》 という2種類があるわけだが、一旦 「前者のやり方を選択したのなら、以後は、(二つの小節に跨がるようなケースを除いて)以後、それで統一すべきだ」と、私は考えたのだ。

 

 おそらく、音楽学校の先生の側には、もっと強力な理論があるのだろう。

 その理論を私が勝手に想像するに、おそらく、「4分の4拍子」として書いているのだから、こう書かなきゃならない。でないと、他のパートと合わせられない、とかいうかんじのものなのかな、と思う。

 

 この曲の作曲家である杉山勝彦氏がどう表現したのかは判らないのだが、ネット上には、この曲を「耳コピ」した人の楽譜が幾つか上がっていて、それらを見たところ、その多くが、後者の表現を使っているようだ。おそらく、「耳コピ」出来る人の多くは、音楽学校出身者(若しくは在校生)なのだろう。

 

--( ここからは、話が大いに飛躍します。音楽の素人の妄想です。 )--

 

 おそらく、この曲は、或る種の 「ワルツ」 なのだろう、と私は思う。

                waltz, valse, Walzer, 西vals

 乃木坂の衣装の多くは、スカートの丈が長めである。

 既に 何人かの方が ブログなどで指摘しているように、乃木坂の衣装の多くは、スカートの裾の 床からの高さが統一されている。軽くふわっと広がったスカートの裾の床からの高さを統一すると、身長がバラバラ 頭の天辺の "スカイライン" が凸凹なのが気にならなくなる。乃木坂の衣装の多くはそうなっている。

 

 身長が違えば腰の高さも違うのだから、スカートの裾の床からの高さを統一する為には、ミニスカートではダメで、スカートの丈が長めになってしまう。

 長い丈のスカートで優美に踊るためには、ワルツのような感じにすればいいが、現代にワルツそのままでは 古臭く おもしろくないので、ちょっと変形した

の繰り返し になっている、というのではないのだろうか、と私は勝手に想像している。

 

 故に、こういう表現が正しいのであって、音楽学校の「正解」は、この場合は、適切ではない、と私は思っている。

 

( なお、長いスカートで 優美に しかし 激しく踊る場合は、「インフルエンサー」の "フラメンコ風" )