レール敷設作業の実際
1. 使用するレール
本線はシノハラのコード100 PC枕木フレキシブルレールを使用する。駅構内の一部は木枕木タイプを使うかも知れない。

2. 敷設方法
道床の型紙にフレキの枕木端の位置を予め印刷しておいたので、この線に沿って型紙に切れ込みを入れ、フレキが敷かれる部分の型紙を剥がし、残った型紙をガイドにして線路をスパイクで固定してゆく。
曲線部のカントがつく部分には、プラ板の小片を枕木の下に挿入した。(約5cm間隔)
直線部と緩和曲線部は、以上の方法によった。(下図)
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3.曲線部の工作
(1)経緯
本レイアウトを分割式として計画した当初より、路盤接続部において、レール同士を滑らかに接続し、車両走行への支障や見た目の違和感を生じたりしないようにすることを課題として考えていた。特に、曲線部においては、カントも考慮しなければならない。
理想を言えば、路盤の分割は直線部のみに設置したいが、そういうわけにもいかない。仕方なく曲線部に路盤の分割を設置したが、カントが変化する緩和曲線部にレールの接続部を設けたくなかったので、円曲線部に設定した。
円曲線部のレール及び接続部の見栄えが滑らかになるように、道床への取り付け前に、フレキ線路を、下図に示すように、あらかじめ所定の曲線に形成した後に敷設することとした。
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(2)フレキ線路の加工
ア.厚紙から作った型紙を2本のレールの間にはめ込んで、所定の曲線形状に仮保持する。(下図)
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イ.プリント板枕木を一定の間隔でレールにはんだ付けしてゆく。プリント板枕木を取り付ける箇所のフレキレール付属のプラ枕木はあらかじめ除去しておく。

ウ.接続部となる箇所に枕木対を取り付ける。枕木対の製作法は別項参照。

エ.糸鋸を用いて、接続部でフレキレールを切断する。

オ.出来上がったレールを道床に取り付ける。