そろそろレイアウトの電気関係も考えなければ、と思っていたところ、一部の車輛にはDCCデコータを搭載しているものの、大部分の車輛はアナログDC状態で、レイアウト完成後もこれらの車輛も運転できるようにしておかねばならない。かれこれ20年近く前にTMS誌の記事に基づいて製作したPWMパワーパックが長年活躍してきたが、最近の車輛が搭載しているコアレスモーターやサウンド付き車輛はPWMとの相性が悪いらしいので、リニアな電圧制御を行えるパワーパックを作ることにした。主素子にはMOS-FETを用いた。ゲート電圧は、MOS-FETのドレイン電圧を分圧して生成した場合、最大のソース電圧が限られてしまうため、倍圧整流回路を用いて生成した高めの電圧から生成している。トランスは少し大きめの2Aを用いた。ケースや機構部品は、これまたかれこれ40年近く前に購入した、抵抗制御式のパワーパックの機構部品を流用している。下図がそれで、DE10を走らせてテストしているところ。とりあえずは、使えるようだ。
