自作分岐器の要である、プリント板枕木は、海外メーカー製の既製品の調達も考えられたが、製作着手当初は必要数量の見通しも難しく、不足の都度海外から再購入することになるのは面倒に思われたので、入手の容易な国産の材料で作る事にした。
都合のよいことに、ごく一般的な紙フェノール基板の厚さが、フレキシブル・トラックの枕木と同じ1.6mm厚であり、利用できる。大判の片面銅箔基板を買ってきて、これもフレキシブル・トラックの枕木と同じ3mm幅に、ステンレス定規とPカッターを用いて辛抱強く切り出した。効率化を図るため、手持ちの切断機の使用を試みたが、押し切りの過程で切り出される側が曲げられるため、基板の樹脂部がボロボロになることが分かり、断念した。
 
Pカッターで切り出しているところ。切りくずが大量に出るので、掃除機で吸い取りながら作業した。
イメージ 1
 
Pカッターで10数回切り込みを入れた後、折る。断面のバリは紙やすり等で除去する。
イメージ 2