編成物の車両もそこそこ増えてきて、6畳間の工作部屋の壁に棚を作って陳列しているが、走らせたいという願望が強くなってきた。
以前つくった組立式レイアウトがあったのだが、曲線半径を大きくとったのは良かったのだが、展開に6畳二間を要し、家具の移動を伴い、組み立てるのが億劫となり、また、分解した状態でも邪魔になってきた。
そこで、以下の前提で新たにレイアウトの製作に取り組むことにした。
1.組立に労力を要しないものであること。走らせたいときに走らせられること。
2.家族の生活に支障をきたさないよう、自らに与えられた6畳の工作・陳列部屋内に展開できるものであること。
 
実現方針は以下の通り。
1.4段の陳列棚の一部と同一の高さで、6畳間一杯に周回するレイアウトとする。
2.半固定式とする。ただし、出入口や将来の模様替え等に分解ができるよう、組立式として製作する。
 
基本仕様は以下の通り。
1.いわゆる「エンドレス」のレイアウトとするが、曲線と直線の繰り返し、といった単調とならないよう留意する。
2.限られた中で「実感」を追求すべく、以下を試みる。
(1)緩和曲線を採用する。走行に支障を生じない範囲でカントを設ける。
(2)市販の分岐器形状の制約にとらわれない路線形状、配置とする。言い換えると、市販の分岐器が最初にあって、それに合わせて線路の配置を決める、ということはしない。
 
以上の考えのもと、計画、製作に着手し、現在、路盤や分岐器の一部の製作を進めており、自身の備忘録を兼ねて記録する。