ジオラマの撮影用の背景を何としても自分で撮りたいのと、ED76-500の細部も取材したいので、行ってきた。
空路で千歳に入り、札幌で一泊の翌朝、S宗谷1号で稚内へ向かう。
おりしも道内の気動車特急は出火事故で一部の列車は運休中であったが、S宗谷は快調に函館・宗谷線を北上、無事稚内に到着した。5時間があっという間だった気がする。
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S宗谷で豊富を過ぎたあたりで利尻の島影がうっすらと見えたころからそわそわしてきた。下車後、稚内でレンタカーを借り、早速南下を開始した。宗谷本線沿線の原野丘陵、旧天北線の沿線、サロベツ原野等のいくつかの箇所で撮影をした。曇天が残念。
 
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翌日と翌々日は保存車両の取材。引退車両が維持管理されていることに感謝しつつ。
まずは三笠へ。前面と床下回りの撮影、採寸をした。
模型を作りながら疑問に感じていた、前面貫通扉のヒンジが判明した。↓
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ED76-500の隣では300系新幹線が整備中?
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次に小樽へ。三笠の保存機と比べると外観は傷みが激しいが、内部の状況は良いように感じた。
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以上、3泊4日の旅程があっという間に終わってしまった。
帰りがけ、千歳近郊で撮影した、東へ向けて加速するSとかち。直線区間では確かに速い。
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冒頭で述べたとおり、道内の特急で出火、発煙不具合が立て続けに発生している。
列車の運休等で影響を受けたり旅程変更、中止が生じた方々には心より同情申し上げます。
 
報道されている通り、車両整備、検査の体制不備や意識の不足等があったのかもしれないが、一方で、高速道路(しかも無料提供されていた時期があった!)との競合により高速運転を余儀なくされていること、冬期間の積雪、極低温など、本州の鉄道と同じ物差しでは測れない部分があると思う。
JR北海道の皆さんへ:立て続けの出火不具合、必ず根本原因あり、必ずそれは見つかるはずです。対策を講じたうえで、安全通常運行を復活させてください。従業員及び列車の運行に関わるすべての皆様には、希望を失なうことなく、日々の業務に取り組んでください。北海道の鉄道は、本州にはない価値と魅力があります。安全が確保できれば、必ず利用者は戻ってきます。来たるべき北海道新幹線の開通と、北海道の鉄道開業150年に向けて。