短い言葉の中にこそ、人の気持ちが
見える時があります
飾って繕った言葉よりも
心から自然と出たシンプルな言葉の方が
相手の心をつかむものです
先日、友人からのLINEでそんなことを
感じました
「いつか富士山に登りたい」
そんな夢を描いた友人は
富士登山に備えて栃木百名山の制覇を
始めました
栃木百名山というのは、栃木県内にある山から
いい山を100選出したというものですが、
実際のところ・・・
誰も知らないしほとんど人が登らない山も
数多く含まれています
だって、一つの県内にそんなにいい山が
沢山ある訳ないじゃないですか
登山をこよなく愛するワタシからすると
「随分アホなこと始めたな。。。」
そんな感じでした
しかし友人はどんな低山にもめげることなく
栃木百名山の制覇に励み
50近い山を登頂しました
その間、栃木百名山以外の山には目もくれず
ワタシが2000mを超える山々の素晴らしさを
どんなに語っても、そんな世界は知らなくてもいいと
雑草だらけの低山を好んで登り続けました
そんな友人が
今年いよいよ富士山に挑戦したのです!!!
栃木百名山制覇はまだですが
もうそろそろ実力がついただろうと
自分の力を試したくなった様です
山頂に立った友人は、ワタシにLINEを
送ってくれました
そこには富士山頂から見たすばらしい風景
写真の数々と、山頂に立つまでの苦労やら
感動やらが
長々めんめんと書き連ねてありました
栃木の低山ばかり登り
高い山に登ったことがなかったので
そりゃ感動するわな (^皿^)
文章が下手なのか、
何かいいこと書こうとして失敗したのか
よく分かりませんが
正直読み手の心を打つような文章ではなく
ワタシも
友人の感動を理解しつつも
共感までには至らない気持ちで
その文章を読みました
しかし、もう読み終えようという時
最後の短い一文に
目を見張り
心を打たれました
友人は最後に短く
こう書いていたのです
「 栃木百名山、やめます 」
友人の感動に共感 (笑)
おしまい ♪