カキ氷と冷やし中華が出回るくらい、夏の風物詩と言える。
おいらは理系で育ってきたので、怪奇現象など全く信じていない。
しかも画像や映像がデジタル化したこの時代に、ひと昔前の心霊写真の様なごまかしなんてできないしね。
それでもストーリーを凝らし、根強く怪談話は存続しており、決して廃れる事はないみたいだ。
心霊現象は信じないが、我々が住んでいる宇宙とは別の宇宙が存在すると思っているし、今の科学では説明がつかない不可思議な現象は起こってもおかしくないと考えている。
怪談話の様なつくり話なんかよりも、むしろ現実の世の中の方が怖い事が多いし、神経も磨り減る事が多い様な気がする。
さて、本題であるが、
先程、怪談話をテレビで観ながらラーメンを食べていた。夜中だけあって、怪談話が実話に基づいていると言われると、結構怖かったりする。
ちょうど、テレビのタレントさんの怪談話が最高潮に達したときだった。
私の眼鏡めがけて鋭い金属音の様な音とともに、尖った黒っぽい光沢のある物体が飛んできた。
気が付いた時には既に、その物体が額にヒットし、その後、ラーメンの熱い汁が飛び散り、激しく飛沫をあげ続けていた。
ただ事では無いなと、心臓がバクバクし、一気に背筋が寒くなった。部屋の中なのに何が起こったのか?
ラーメンの中を見ると、蝉がひっくり返って浮いており、飛び立とうとヒクヒクしている。
すぐさま、つまんで外に逃がした。ジリジリと鳴いていたので、無事だったみたいだが。
状況が掴めると、とてもバカバカしいのであるが。。。
ラーメンの匂いが部屋にこもらないように、窓を開けていたのだが、迂闊に網戸まで開けていたのが災いだった。
蝉は雑菌だらけに違いない。ラーメンを食べ損ねた腹立たしさよりも、幽霊の仕業ではなくて良かったと、安堵する気持ちの方が上回っていた。