リアルタイム入力をしたときに、演奏のズレを修正してくれる機能 | レッスンやライブにすぐに活用できる!コンピューター音楽入門講座

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ジャズ・ポピュラー音楽講師・ミュージシャンのヨッシー佐藤です。
このブログではレッスンツールやライブのアレンジに役立つコンピューター音楽の基本的な内容について解説しています。

● リアルタイム入力をしたときに、演奏のズレを修正してくれる機能

こんにちは!ヨッシー佐藤です。

Studio one で、実際にMIDIキーボードを弾いた演奏をMIDIデータとして入力する方法を、リアルタイム入力といいます。

このリアルタイム入力をしたときに、人の演奏は、微妙にクリックからずれます。


(写真をクリックすると拡大した写真がご覧いただけます)


このズレを修正して、クリック上の正確な位置に修正する方法はないのですか?という質問を受けました。

もちろん、あります。

この修正機能をDAWの世界では、

クォンタイズ

といいます。

たとえば、すべての音符が8分音符の場合、8分のクォンタイズをかけると、それまでずれていた音が、すべて8分音符でそろいます。

16分音符であれば、16分音符のクォンタイズを選んであげればよいわけです。

では、さっそくクォンタイズをかけてみましょう。

まず、インスツトゥメントから適当にドラムの音源を選び、トラックをつくります。

前回の記事でご紹介した Qwerty keyboard を使い、ドラムのパターンをリアルタイム入力します。


録音の仕方は、カンタンです。

上の写真の●ボタンをクリックすると、録音が始まります。

クリックに合わせて簡単なドラムパターンを入力します。

すると録音された録音されたドラムのパターンが表示されます。



これを拡大すると、先ほどご紹介したように、微妙なズレが明らかになります。




では、早速クォンタイズをかけてみましょう。


クォンタイズをかけたい部分を、矢印ツールを使って選択します。




すると色が青からオレンジ色になります。




クォンタイズをかける前に、クォンタイズの設定を確認します。


今回は16分音符にあわせたいので、クォンタイズの設定を16分音符にします。



オレンジ色になった音のどれかを、右クリックします。




右クリックしたメニューから、クォンタイズを選択します。


これで、クォンタイズが完了です。



写真のように、すべての音符が縦の線(これをグリッドといいます)に、ピッタリあっているのがお分かりになると思います。


演奏して入力した元の音が、かなりずれている場合は、16分前後にずれることがありますが、この場合は、矢印ツールをつかって、修正してみてくださいね。


今回は、Studio one の、リアルタイム入力をしたときに、演奏のズレを修正してくれる機能についてのご紹介でした。


お使いになって、不明な点がございましたら、メッセージをいただければ幸いです。