曲のアレンジの仕方 入門1 | レッスンやライブにすぐに活用できる!コンピューター音楽入門講座

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ジャズ・ポピュラー音楽講師・ミュージシャンのヨッシー佐藤です。
このブログではレッスンツールやライブのアレンジに役立つコンピューター音楽の基本的な内容について解説しています。

ポピュラー音楽講師・ミュージシャンのヨッシー佐藤です。

発表会の曲をどうしようか?と普段レッスンをされている先生で悩んでいらっしゃる方が多いと思います。

生徒さんが弾きたい曲のアンサンブルの譜面を探しても、なかなかよいものが見つからない、ということがありますね。

そこで、市販されている譜面を探すのではなく、先生自身で曲のアレンジをしてみよう!という方にポピュラー音楽のアレンジのコツについてご紹介してみたいと思います。

オリジナル曲を作っているミュージシャンの方も、曲のアレンジについてのヒントになると思います。

僕が経験してきた現場では、大体次のような順番でアレンジ作業を行っています。

(1)曲の構成の確認

(2)スタイル(グルーブ)を決める

(3)ハーモニー「上もの」の確認

(4)「キメ」やフィルインの調整

では、詳しく見ていきましょう。

(1)曲の構成の確認

ポピュラー音楽は曲が「セクション」に分かれています。

文章でいうところの「段落」にあたるもので、「Aメロ」、「Bメロ」、「サビ」などとセクションに名前を付けています。

ポピュラー音楽は曲によって色々な構成がありますが、一般的なパターンは

「イントロ」→||: 「Aメロ」→「Bメロ」→「サビ」→「インターバル」 :|| →「ソロ(Dメロ)」→「ラストのサビ」→「アウトロ」

という風になっています。

「サビ」というのが曲の中で一番盛り上がるところですが、「サビ」の後は、つなぎを入れて「Aメロ」や「Bメロ」に戻るパターンが多いです。

ちなみに「Aメロ」~「サビ」までを「1コーラス」と呼ぶことが多いです。

歌でいうところの「1番の歌詞」ですね。

2番の「サビ」が終わってからは「ソロ」と呼ばれるパートが入ったり、(歌が終わって、ギターが主役になるところです)、歌が展開するセクションが入ったりします。

曲によっても「Bメロ」がなくて、「Aメロ」が終わってすぐに「サビ」になるパターンもあります。

いずれにしても、楽曲の構成はとても重要です。

アレンジでも、最初にまず構成を考えます。

セクションという考え方を初めて聞かれた方は、これを意識して色々なポピュラー音楽を聴いてみることをお勧めします。

長くなってしまいますので、(2)以降は次回の記事でご紹介しますね。