日産CVT故障確認 | Digisty Piano

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このブログには毎日、

日産 CVT 故障 不具合

などの検索ワードで来られる方が多い。

暑くなってきたせいか増えています。

精神的にも相当参ってることとお察しします。




これまで、「役に立つかな?」程度の情報は記事にしましたが、

今回は、CVT不具合状態へ突入した初期の対応について。




CVTの不具合が発生したら、まずディーラーに駆け込むことと思います。

そこで故障診断をみて、なにか記録が残っていればいいのですが、

「異常記録が何も残っていない」と言われる。

もしかしたら、ステップモーター異常などの記録があるかもしれないが。

次に、現車の故障状況を確認するためエンジンをかけ車輪を回してみるが、

「故障状況を確認できない」と言われる。

こうなると

「また症状がでたら来てください」

となって、はるばる来た意味がなくなってしまう。そこで、

不具合状態を再現させる方法について書きます。

もっともこれは自分のクルマ1台のみで確認しえた事なので、

必ずしも全ての場合に当てはまらないかもしれません。

これまで、不具合症状を出さずに乗り切るために色々と試行錯誤した結果、

逆に「どうやったら不具合症状を出す事ができるか」が判りました(笑)

CVTフルードの温度が重要ポイントになっていて、

要は温度を上昇させればいいわけです。

まずエアコンを切ってなるべくラジエターファンを回さないようにする。

普通に発進して30km/hに達したらストップ、すぐさま発進、

これを繰り返すとフルードの温度は下がるひまがないので、上昇の一途。

そしてある温度に達すると、

変速せずに速度とともにエンジン回転数が上がるいっぽうの「不具合状態」になります。

ちなみにウチのクルマの場合、

CVTからラジエーターに向かうオイルホースの途中で油温計を取り付け、

その温度計読みで98度前後で発生しました。

クルマの故障状態によっては、もっと高い温度だったり低い温度だったりすると思います。

どの部分をもって油温とするのか、確かなことはわかりませんので、

98度という数字は、あくまで目安でお考えください。



テストした時の動画




さて、不具合状態を再現できたのはいいが、ディーラーのピットからはかなり離れた所で発生したために、戻るに戻れなくなった、なんてことも考えられます。

不具合症状のまま無理に走行するとダメージが深くなることも考えられます(今更という気もしますが)。フルードの温度はおそらく110℃以上になるでしょう。

そういう場合は、

クルマを停めてエンジンを切る。できればボンネットをあけて冷やす。15分程CVTを冷ましたらエアコンをつけた状態(ラジエターファンを回すため)でそろそろと走行する。これで結構な距離を普通に走行できると思いますが、もしまた発生したらまた冷やす。


と、まぁこんな感じですが、

もちろんこれは正常なクルマには当てはまらないですし、もしかしたら、今まで正常だったのに、これを試したがために「CVT不具合状態へ突入」なんてこともあり得るので、ご注意ください。

これは、「不具合状態を再現させる」ためのものです。



なんだかんだと不具合状態を確認してもらったのはいいが、

結局は、「ミッション交換になります。費用は40万円ほどです。」というオチになるでしょう。

わざわざ不具合状態を確認してもらわなくともよかったか?(笑)

ウチの場合は不具合状態を確認するために、メカニックの方があれやこれやと念入りにやってくれたおかげでかえって異音が大きくなるはで「やってもらわなければよかった」と後悔しました。結局、「原因不明です」

もし、「ステップモーターを交換すれば直る」と言われたら、ある意味ラッキーです。

$Digisty Piano-ステップモーター
これがステップモーターです

費用は4.5万円ほどで、交換直後はウソのように調子がよくなり、しばらくは不具合が出なくてひと安心。

と喜んでいられたのも束の間、再びあの悪夢が訪れることでしょう。

それじゃあ交換費用の4.5万円は・・・、

そんなことがないよう、ステップモーターを交換する前に、

・保証はあるのか?

・もし保証期間内に同じ不具合がでた場合、直るまで無償で修理してもらえるのか?

あるいは、

・支払った交換費用は返還してもらえるのか?

この点を確認してから修理するかどうか決めましょう。


ちなみに、ミッション交換をした場合、保証期間は1年間です。

最悪、ちょうど1年を過ぎた頃、また不具合が発生したら・・・、

考えただけでゾッとします(笑)

とてもミッション交換に踏み切る勇気はありません。


メーカーでも不具合の原因が解っていない(それともしらばっくれている?)以上、日産のCVTは怖くて運転したくない。現実に、自宅から100km離れた所で不具合が発生した時は、半日かけて泣き泣きチョロチョロと走りながら帰ってきましたよ(笑)
もし日産のCVT車なら、お客様の車はもちろん、会社や知り合いの車、はたまたレンタカーでも運転したくない。症状発生した時の怖さは慣れましたが、不具合の原因を僕のせいにされたらたまったものではない。
日産のCVT車はお断りです(笑)

大金はたいて修理するより、車を買い替えた方が得策かと思います。40万円出せば結構いい中古車がありますよ。ウチはトヨタのミニバン中古車を40万円で買い替えました。直噴エンジン特有のトラブルが起きる可能性はありますが、日産CVTトラブルに比べればどーってことないです(笑)
今すぐは・・・、という方はだましだまし乗りつなぐ方法をブログ記事に書いてありますので、それでしのいで、資金ができたらさっさと乗り換えて、楽しいカーライフを過ごしましょう。

査定があるうちに乗り換えるのがベター?
ウチの場合は査定ゼロでした。
orz (期待はしてませんでしたけど)


◆追記◆ 2012年5月15日
リコール関連情報がでているようです。
http://www.nissan.co.jp/RECALL/DATA/info00011.html