秋になって増えるもの | Digisty Piano

Digisty Piano

写真とDTM音源が奏でるピアノ曲

最近、
「日産 CVT 不具合 故障」
といった検索ワードでこのブログにたどり着く方が増えてきています。
それだけCVTの不具合症状に悩まされている方が増えている表れだと思います。

なぜこの季節に増えているのか

それはエアコンを使わなくなってきたからだと推察します。

エアコンをつけている時は、ラジエターファンが回り、CVTフルードが冷却され不具合が発生する温度まで上がりにくくなります。ところがエアコンを使わないとラジエターファンも回らず、CVTフルードの温度は上昇の一途です。そしてついに不具合症状が発生してしまう、とみています。

不具合症状が一旦発生してしまうと、その時のダメージで再発しやすくなるように感じます。

ディーラーやメーカーに問い合わせても、

ミッション交換40万円

としか返ってきませんので、はっきり言って無駄です。
(◆追記◆ 2011年8月リコール関連情報がでているようです)

お金をかけずに、なんとかだましだましでもしばらくのあいだは乗りつなげたい方は、まずはラジエターファンを任意で回せるようにします。続いて、時速60km/h以上の走行は避ける。60km/hくらいまでは、エンジン回転数は1,200回転ほどをキープしてますが、60km/hを超えたあたりからエンジン回転数も上昇してきて、CVTフルードの温度上昇率も上がり、高温になりやすくなるのを確認しています。あと、渋滞にも注意です。発進加速時に温度が上昇しやすいため、ストップ&ゴーを繰り返すと、あっというまに高温になりやすいです。 もうちょっとお金が出せる方は、CVTフルードの温度が把握できる油温計をつけると精神的にもいいです。
デイトナのデジタルテンプメーターあたりがいいのでは、と思います。


6,711円 ウェビック楽天市場店

オートゲージ製油温計やキタコのデジタルテンプメーターも使ってみましたが、ちょっと問題があっておすすめはできません。

僕の場合は、これにオイルクーラーを取り付けていますが、上の項目を守れる範囲であれば、オイルクーラーの出番はほとんどありません。



不幸にもCVTの不具合に遭遇してしまった方は、まず車を安全な場所に駐車し、エンジンを止めます。できればボンネットを開けるとより冷えやすくなります。15分ほどすると、またしばらく普通に走行できます。冷やせば冷やすほど航続距離が延ばせます。走行中、エアコンをつけるとなお良しです。


家に帰ったら、
国土交通省の自動車不具合情報ホットラインに報告しましょう。
ディーラーに相談するよりも、近い将来解決につながるかもしれません。

自動車不具合情報ホットライン
↑クリックすると国土交通省のサイトに移動します




こういうことは、ユーザーではなくメーカーが率先して緊急対処法などの告知を行うべきと感じますが、日産は知っていても知らんぷりです。日産の姿勢がどういうものであるか、日産のお客さま相談室(0120-315-232)でCVTの不具合について詳しく聞いてみればよくわかります。
これから日産のCVT車の購入を検討されている方も、いろいろな情報を集めて、よ~く検討したほうがいいと思いますよ。


つづく