
「暗黒の夢の卵」に乗っ取られてしまったグリモワール。
異常を来し始めた世界を正す為にSBD・旗立颯太と聖騎士王ギルガメスはグリモワールに侵入する。
怨嗟の姉妹姫を討ち滅ぼしたと思った瞬間、飲み込まれてしまう颯太。
その先にあったのは、颯太を癒してくれたあの世界だった。
大団円の第16巻。
ブロトグリモワール、神竜の前、浄化と邪神、もう一つのクエスト寮、進み始める時間、困惑と忘却、芹香の告白、茜の告白、金髪の君、卒業式、融合、までの話。
一度終わってしまったあの優しい世界の時間を再び颯太が歩み始める展開。
竹井節にしては珍しくクライマックス前巻で怒涛のネタばらしが終了しているので、最終巻は割とゆったりした流れになっていた。
これまでをなぞるような、それでいて深く掘り下げていくようなそれぞれの感情。
まるで一つを終わらせておかないと、もう一つをちゃんと歩むことが出来ないと思った颯太の本心を具現化したような内容。
綴り手が主人公の世界独特の雰囲気のようなものが感じられた。
まあ、最期まで全くブレないヒロインズだったがな。
どこまでも貰い事故の恵(笑)。