
虫の息状態だったとは言え、ドラゴンに近い強さに分類されるヒュドラを洞窟で倒した風見心悟。
多大な成果を上げた彼だが、その戦いのなかでノーラを失った心悟には大きな心の変化があった。
彼に付き従ってきてくれた亜人隷属騎士達、特にリズに関しては親近感も抱いている。
リズを買い取りたいと考えた心悟には金策が必要だ。
その為に穀倉地ムラメントの火鼠退治に乗り出す心悟だが、その先で強大なる相手に出逢うことになるとは予想もしていなかった。
ムラメント編の第2巻。
リズの処遇、解放と思惑、ムラメントへ、ハーピー騒動、火鼠対策班、心悟の鼠駆除、オーヴィルという男、アースドラゴン、暖かいもの、までの話。
ヒュドラ退治を終えた心悟が次なる問題に挑み、自分の行く道を見定めようとする展開。
目の前の事に必死なだけだった1巻から、心の傷と自らの欲求に従い進む決心をしたように思える。
ここからは恐らく、心悟というかマレビトの資質を利用した世界との関わり方が始まるのだろうと感じる。
全裸ファンタジアの世界(笑)。