
顧傑を追い詰めながらも確保には及ばず、USNAに横からさらわれた形になった司波達也。
その件に関して真夜からのお咎めは無かったが、沖縄で計画されているテロ阻止の任務を下される。
折りも折り、卒業した三年生達の旅行先が沖縄であり、雫や五十里の実家が開発に協力した人工島の完成披露パーティーが開かれるのも沖縄。
現地で合流した彼等が巻き込まれるのは推測に難くないのだった。
南海騒擾編の第20巻。
それぞれの沖縄行き、国防軍と大亜連合軍、迷子の少女、海中の敵、メガフロート防衛、水上戦、彼等の実力、新しい年次へ、までの話。
舞台を沖縄に移して大亜連合脱走兵達が起こすテロを未然に防ぐべく達也が公式に四葉の一員として動く展開。
番外編的位置合いに置かれたエピソードらしいが、今後への伏線がふんだんに敷かれている内容に思えた。
強大なライバルの再登場とか、新たに入ってくる新入生の情報がちょろっとでてきたりとワクワクされてくれる。
次からは最終年次だし、アニメ再放送や劇場版も控えているし、魔法科絡みが賑やかになるな。
黒幕はスバル(笑)。