
国境まで進軍してきたアルビオン軍にはヴェリス軍主力を率いてディオルードが対応する。
そして、軍船を連ならせて急襲してきた帝国には、ベローリア城籠城戦を耐え抜いたミカーナにユキト・クレイ率いるノックスが合流して対峙した。
三倍する帝国軍本隊を前に戦闘の長期化を図る事で帝国の撤退を誘おうとするユキトだったが、彼我の戦力差は明白だ。
あわや敵の手に掛かりそうになったユキトの窮地を救ったのは、そこに居ないはずの人物だった。
帝国戦線の第4巻。
ベローリア城内、援軍の将、野戦、カグヤ参戦、ソフィアの告白、ヴェリスの陥穽、負けずとも勝たず、皇国の動き、四ヶ国協議、舞踏会、までの話。
ミカーナが命懸けで守ったベローリア城を足掛かりに、帝国軍を撤退に追い込むべくユキトの戦いが始まる展開。
舞台はユーレン伯爵領となり、なんやかんやでヒロインズ勢ぞろいになってしまう対二大国戦の後半戦。
今回は主に受けて凌ぐ戦い方がメインになるので、全体的には戦闘場面は地味目。
その分、最後は華やかな話で締めくくられているから帳消しってとこかな。
報われない我慢(笑)。