
ローレンに入り、ルーフェウスに到着した東宏を始めとしたアズマ工房一行。
ここでの主目的は大図書館での調査。
過去の知られざる大陸からの客人、つまり異世界転移者の記録を参考に元の世界に帰る術を模索する前段階の作業だ。
それだけなら解放されている大図書館での調査活動の為に拠点を設営するだけで構わない筈だった。
しかし、西部三国で名を上げてしまったアズマ工房を、賢者の都に存在するルーフェウス学院は手ぐすね引いて待っていたのだ。
ローレン編開始の第10巻。
ルーフェウスの都、学院入学!?、大図書館の罠、ライム撃進、改革はここから、アズマ食堂開店、講師東宏、ドルテ島事件、思わぬ黒幕、までの話。
西部を飛び出したアズマ工房一行がローレンで帰還の為の足掛かりを掴むべく活動を始めるのだけど、そこはそれ、当然のように横槍が入る展開。
神様との接触を主眼に置いて帰還への道筋を考えていた彼らが、初めて記録といった情報を得る機会が訪れる。
だが、いとも簡単に脱線しがち(主に本人達の所為で)な東宏達ではやはりそうなるかという感じになる。
今回はあまり派手さはない内容だったが、ローレンでもまだひと波乱ふた波乱あるのかな?
腐教て、なんという不穏な響き(笑)。