
教主レウルの滞在で教会派に盛り返された子爵領だったが、リュリュの一手が教会の理念に大きな変革をもたらし、新たな局面を迎える。
そこへチャフがもたらした報せはクラインセルト伯がソラを廃嫡した結果、爵位が剥奪されるというものだった。
教主レウルがクラインセルト伯爵を利用した詰めの一手。
対抗すべくソラが採ったのは共倒れの策。
そしてソラ・クラインセルトは処刑されたのだった。
急転直下の第5巻。
王都行準備からソラの振るう諸刃の剣、新生教会伯爵領進出、仮面の貴族までの話。
対レウルの陰謀劇、最終局面の一冊。
ここまでソラは大胆な策を採っているように見えて次善の策があったり、セーフティーも考えてあるものだった。
しかし、今回はかなり乱暴な手。
一部の人間の小さな気紛れで全てが終わりかねないもの。
勿論、それは愚かな選択なのは確かだが、その愚行をやってしまうのも人間。
だから「賭け」だと言ったんだろう。
悪戯小狸の清々しい顔(笑)。