その男は或る時全てに見切りを付けた。
頭を空っぽにして歩いていると周囲の街並みが見慣れぬものに変わっていると気付く。
そこは異世界。
戸惑っているとローティーンに見える少女が彼を「まれびと」と呼び世話を焼いてくれる。
いつの間にか元の世界に戻っていた彼は、報恩の思いを胸に希少品だと言われた塩を手に再び彼の世界へ。
そして彼は異世界の人々の笑顔に喜びを見出し、元の世界の物品を商うCマートをオープンさせるのだった。


異世界繁盛記。
異世界転移から行き倒れエルフの雇用、商品持ち込み、美津希との親交までの話。
「しがらみ」に疲れた主人公が「縁」に癒される内容。
その二つは単純に見れば同じもののはずなのに、心の持ちようで全く別のものに変わってしまう。
そんな事はさておき、作風としては作者の最近の作品の雰囲気を踏襲してはいるものの、力を抜いた感じに見える。
日常系って本筋という背骨が無いぶん続けるのは大変だろうから、このくらいで良いんじゃないかとも思う。


エルフまっしぐら(笑)。