沢辺裕次郎のサポートもあり、深淵の森に侵攻してきたヘプシミン軍を魔物連合陣営は撃退に成功する。
魔物の村には再び平穏が訪れる。
ヘプシミンからの使者に煩わされたりもするが、概ね順調に魔物の村は開拓がすすむ。
ところがバグズノイドのトラブルに巻き込まれた裕次郎が行方不明になってしまうのだった。


命の尊厳に迫る第5巻。
戦後交渉から天空都市へ、そして世界の危機が予見されるまでの話。
沢辺裕次郎は信念ではなく感性の人だ。
縁を結んだ相手には良くするし情を示すが、それ以外には非情にもなれる。
世界平和に貢献などとは欠片も考えず、厄介事は可能な限り避ける、ヒーローとは程遠い人物。
それでも愛する者には無私の精神を持ち、露骨と言えるほどに態度で表す、要するに生臭いのだ。
その普通さが人間であり、身近に感じさせるんだろうな。


痴女て(笑)。