ホームドラマ。


多人数との交流という情報の海に生を受け、自立式二足歩行ロボットという機械の身体を得たリリアとルキア。
自我と呼べるものを十分に備えている彼女たちだが、生まれ出て間もないとあればその精神の成熟度は低い。
その子供らしい意識が求めるのは支えになり頼るべきもの。
互いであり、親代わりであるそれらを二人は模索し始める。


短篇集第三弾の第12巻。
リリアとルキアの心の成長の過程と日本に来るまでの話。
前半の短篇と後半の中編という構成だけど、後半部分が非常に良いエピソードだった。
短篇集の多いシリーズだけど、そのクオリティが全体的に高い。
長編シリーズとなれば制作過程で多くの没エピソードは生まれるだろう。
そのリサイクルとして短篇集はもってこいだとしても、長さがまちまちになりがちなそれと比較して、このシリーズの短編はページ数がだいたい揃っている。
その辺りも上手だと感心させられる。
さて、次は11巻の続きか。


ラプラスのルファ(笑)。