ゲーマー異世界冒険譚。
一之瀬真は迷宮探索中に偶発的に起こったレイドボスとの戦闘にわずか10人で挑み撃破する。
これにより2組のパーティーの勇名は上がるが、真の存在は「ビルドエラー」の蔑称とともに広がってしまう。
そんな彼らを快く思わないのは、自らを異能エリートと考えている1組生徒。
真たちにちょっかいを掛けるも逆に恥をかく始末。
それを恨みに思う1組の財津たちパーティが迷宮で罠を仕掛けて来る。
対人戦主体の第2巻。
効率重視の格付けは軋轢しか生まないという話。
真はここで一つの覚悟をする。
意地と信条だけでは大切なものは守れない。
楯役の存在意義という一番大事な信念の為には自分ルールを曲げるのを厭わない。
ゲーマーとしての後退が人としての成長。
MMORPGが単なるゲームじゃないと言いたいのだろうな。
ほ、骨だと来ないのね…(笑)。