
学園ミステリー。
ヴァンツァーとレティシアはその特殊な出自の割に、本人達的には学生として馴染んでいるつもりである。
しかし、周りの人々にしてみればそれが何かと解らなくとも異質さは隠しようも無く感じられている。
その容姿と独特の雰囲気がヴァンツァーを目立たせているのは否めない。
そのヴァンツァーが気の置けない唯一の相手(天使たち一派を除く)として付き合いが続いているビアンカを始めとしたローリンソン一家は特殊な部類なのは間違いない。
彼がローリンソン一家に向ける笑顔が大きな騒動の引き金となる。
ファロット達のあれこれの第5巻。
容姿、能力共にとんでもないスペックを誇るファロット二人組だが、情緒面はお世辞にも成熟しているとは言えない。
だが、学生生活の中で少しづつではあるものの、進歩の跡が伺える。
彼らの心の成長はこれからなのだろう。
一般人だと自称しつつ怪物街道まっしぐらなどこぞの金色天使とは一味違う。
ライジャ、言い方!(笑)