ロボットバトルアクション。
ガルナスタンでミハイロフの「カエサル・プロジェクト」に敗れた市之瀬達也たち新生D.O.M.S.はバラバラに敗走せざるを得ないでいた。
ガルナスタン内に潜伏する事になった達也と菊乃は国外脱出の為に動き出す。
一方、何とかクルディスタンまで撤退したクララとユースフはその他のメンバーを失った屈辱と後悔に苛まれていた。
そして、死んだかと思われたアデリーナは捕虜としてミハイロフの元に居る。
ボロボロの状態の彼らだが、それでもオルカンの狂気に対すべく戦意を振り絞る。
ほぼ壊滅状態になった新生D.O.M.S.に更なる苦境が襲い掛かる第１０巻。
クライマックスに向けての助走的な内容。
鬱展開からクライマックスへの転換期のような位置取りなんじゃないだろうか。
「フルメタル・パニック！」本編を読んでいた人は「ニヤッ」とするような一幕もある。
これからは主人公を取り巻く戦いと内なる戦いがどう描かれていくか楽しみだ。
最後にラブコメの波動が…(笑)。