『フレイム王国興亡記(1)』

経済ファンタジー。
松代浩太は異世界に召喚された。
ものの試しに使われた召喚魔法で。
つまり、浩太が勇者として活躍する対象、魔王の出現も近隣国の侵略もない。
しかし、それは格闘技の心得もなければ特殊能力も持たない、ただの銀行員である浩太にとって行幸でしかない。
ただ、「勇者」という肩書が独り歩きするのを考えれば厄介者であり、結果地方に飛ばされる事になるのだった。
前述に続いて元がWEB小説の作品。
当然、既に人気のあったタイトルだろうし、更に書籍化にあたり改稿することで十分にブラッシュアップされてあるだけあって面白い。
ラノベタイトルで経済を扱ったものは幾つか記憶にあるが、それほど大当たりしたものはなかったと思う。
何より、本来ラノベが対象とする購買層には刺さり難いように感じる。
そう考えれば、各文庫の今後の営業方針は、購買層のシフトも視野に入れているのかもしれないな。
「持っている」のも善し悪しだよなぁ(笑)。