『ご主人様は山猫姫(13) 大団円終劇編』

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架空戦記。

南域反乱鎮圧後、宮廷内の腐敗を排斥し、長嶺帝の治世を確立する為、泉野晴凛は政務官として帝都にいた。
ミーネとシャールとの約束の期日は2年だったが、帝都の状況は安定とは言えず皇帝の信を得て引き留められた彼は北域に帰れないでいる。
結局、しびれを切らしたミーネ&シャールに攫われるように北域に戻る晴凛だが、そこでは二人のどちらと結婚するかという難題が待ち構えているのだった。
一方、九死に一生を得た沢樹はムルトとともに、彼女の故郷である南洋にいた。


一応の大団円を迎えた前巻から続いてのエピローグだけど、主人公にとっては一番の懸念事項であるラブコメパートが終わってなかった。
そこがやっと解消されて本当に本当の完結。
ここまでのようなドキドキハラハラはないけど、しっかりとしたエピローグがあるのは嫌いじゃないので満足の一冊。


食の描写に妙に拘るシリーズでした(笑)。