『東京皇帝☆北条恋歌(13)』

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帝国コメディ。

一斗達の世界線の放浪も終わりに近づく。
その中で彼は否応なく自らの非力を思い知らされる。
明らかにキーマンでありながら時空の矯正力に抗えない苦悩。
そして一斗は一つの選択肢を選ぶ。
一番幸せな未来のために。


矢を三本束ねれば強くなるのは道理だ。
しかし、それが人である以上それぞれの矢が同じ強さ、同じ性能を持つ訳ではない。
ただ束ねただけでは真っ直ぐ飛ばないのだ。
だが、それを同じ方向に束ねることが出来た時、そのベクトルは相乗的に伸びる。
全てを貫くほどに。


南徳原来珠は二度死ぬ(笑)。