『葵くんとシュレーディンガーの彼女たち』

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パラレルワールドストーリー。

高校生の葵は生まれつき平行世界を渡り歩いていた。
或る日は隣家に真宝という幼馴染の居る世界。
或る日は隣家に微笑という幼馴染の居る世界。
時にはまた違う世界が朝起きるたびに現れる。
それぞれの世界で暮らしていれば起きる記憶の齟齬を怖れて葵は非干渉を貫いていた。
しかし、ちょっとした仏心で幼馴染に与えたアドバイスが平行世界を変容させていく事となる。

自分が世界の中心であるのは一つの夢かもしれない。
何もかもが自分の思い通りになるのは痛快だろう。
しかし、その一挙手一投足で世界が変わるとなれば、実際には手足は縮こまる。
全ての人の命運を握って平気でいられるほど傲岸不遜な人間はそうは居ない。
一人の人間の「分」というものは厳然としてあるものだ。

やっぱりふたまただし(笑)。