　今シーズンはなかなかタイミングが合わずベルーナドームでの試合を見に行くことが出来ないでいたのですが、9月のオリックス最終戦が日程的に都合がついたため観戦してきました。午後から関東地方は雷雨という予報が出ていて足元が心配されましたが、結局のところ曇りはすれど降雨はなかったので交通もさほど乱れず無事に現地に行くことが出来ました。

　座席はバックネット裏ゾーンの見やすい位置。時々一般売りが出ているゾーンなのですが、座席の設備が良いので3時間程度座って快適に観戦できました。もっとも、三塁側、一塁側、右翼のビジター応援席含めて平日の消化試合（流石に5位が確定的）の割に結構客の入りはよく、これは営業の努力が実を結んでいるのだと思います。

　管理人は、今井達也選手が熱中症で降板した試合以来久しぶりにホームで登板（後半戦初）して10勝目を目指す、というシチュエーションを楽しみに足を運びました。結果としては7回1安打無失点勝ち負けつかず、でしたが、四死球や味方のエラーで自滅しそうになるところを、ギアを切り替えて抑え切るという我慢の展開でした。特に4回のピンチには本人もイラついてロージンバックを叩きつける一幕がありましたが、豊田コーチが来るのを制して（結局来たけど）、自分で気持ちを切り替え連続三振で切り抜けたシーンは痺れました。また7回にはノーヒットが途切れたものの（球数からして完投は難しかったけど）後続を併殺打に打ち取った場面も大歓声でした。三塁側を中心に今井投手への声援や拍手が出るなどホームのファンがピンチのエースを支える雰囲気が味わえたのも一方的な勝ち試合では味わえない緊迫感で、久しぶりに固唾をのんで見守っていました。

　それだけに、これまた味方のエラーで一点取られた後にしぶとく同点に追いつき、そして最終回はベテランの一打でサヨナラ勝ちという、相手の技を受けきって必殺技で勝つというかつての全日本プロレス四天王（王道スタイル）のような溜飲の下がる逆転劇をリアルタイムで見られて、生観戦の醍醐味を存分に味わえました。個人的に好きな『Flag to the victory』と『チャンステーマ4』を立て続けに聞けたのも嬉しく、よい現地観戦納めになったかと思います。

久々の猫屋敷