技術士って、とてもなじみが薄い資格だと思います。
少なくとも私はこれまで普通に仕事をしていて技術士に会った事がありません。
会社に申請中ですが、会社にお願いしなければならない諸々の登録手続きなどでも、
「前例に倣います!」とお願いしたところ、
「前例があるかどうかわかりません!」とのお返事…
;^_^A
自分で考えていた以上に珍しいようです。
で、調べてみました。
【技術士の人数】
http://bit.ly/1U9tzLL
40,140人の登録があるそうです。
試験の合格者全員が登録をしているわけではないのですし、さらに、これって複数部門にまたがって登録をしている人もいると思うので、実際にはもう少し少ない人数かと思います。
まぁ、いずれにしても4万人くらいでしょうか。
ひょっとしたら3万人くらいの可能性もあります。
技術士よりも上位とされる唯一の資格(学位)である博士はどれぐらいいるのでしょうか?
【博士の人数】(pdfファイルです)
http://bit.ly/1QzigdA
昭和32年から平成25年までですが、
509,613人に博士号が付与されたそうです。
この内、理工系に絞って、「理学」「工学」「農学」に絞ると、
199,053人の理系博士がいることが判ります。
それでも技術士の約5倍。
いかに技術士がマイナーな存在であることか…
希少種です。>技術士
日本の全人口を1億2千万人とすると、
博士 :0.42%
理系博士:0.17%
技術士:0.033%
1万人に3.3人しかいないんですね。>技術士
人口20万人の都市だと、67人くらいはいる感じです。
小学校の2学級分。
う~ん、少ない。
経営コンサル資格の雄、中小企業診断士はと言うと、
【中小企業診断士の人数】
http://bit.ly/1LaZs5l
このサイトによると、平成25年の時点での登録者が
21,837人の様です。
中小企業診断士は、概ね2年で1,000人程度の登録者が増える資格の様ですので、
現在は
22,800人くらいはいるかもしれないですね。
しかし、輪をかけて少ないです。
;^_^A
弁護士とか、どうなんでしょうか?
【弁護士の人数】(pdfファイルです)
http://bit.ly/1puX0g3
36,415人だそうです。
こちらも技術士よりも若干ではありますが希少なんですね。
流石、文系の最難関資格です。
では、理系の最難関と思われる医師はと言うと…
【医師の人数】(pdfファイルです)
http://bit.ly/1puX9QQ
311,205人と意外と多いことが判ります。
まぁ、医師にはほぼ日常的に掛りますが、弁護士とは一生おつきあいをせずに過ごす人も多いわけで、ニーズの差と言う事もあるのでしょうね。
情報処理技術者です。
【情報処理技術者の人数】(pdfファイルです)
http://bit.ly/1W4Y3Oi
2,319,587人ですが、ITパスポートや基本情報処理技術者を含んだ数です。
高度区分だけに絞ると、おそらく1/2~1/3くらいの人数にはなるのでは?
1/2だとすれば1,159,794人
1/3だとしても、773,196人
まぁ、いずれにせよ桁違いに多いですね。
さて、うちの会社には博士は何人かいます。
でも、確かに技術士は聴いたことが無いです。
でも、統計的には博士の1/5くらいはいるはずなので、さすがに「0」ではないと思うのですが…
私の専門分野である経営工学 サービスマネジメントは「0」である可能性が高いですが…
先のデータでは、経営工学の技術士登録者数は
1,374人です。
この内、半数以上は生産管理で、私の専門のサービスマネジメントは全体の1/3弱です。
なので、恐らくは
458人
こんなものでしょう。全国での人数です。
さてさて…
技術士の登録は無事にできるだろうか。
会社から証明を拒否られたりしないだろうか…
心配です…