DEGITAL THEATER COMMITTEE

 

長引く新型コロナウイルスの影響下にあって

様々なジャンルの舞台が多様な対策がとられるようになったものの

いまだに「スタッフから陽性反応のため舞台中止」や「観客同士の歓談を注意したことからのトラブル」などがあり

現状ホールのような密閉空間での問題点・公演中止の可能性があって予定が組めない・上演場所で緊急事態宣言が出された、など観客の不安要素はつきません。

 

そこで配信をベースとした新しい形の舞台ができないのかと試行錯誤をして「デジげき」という舞台配信団体が生まれました。

 

「舞台は生のもの。目の前で演者が表現するものなので、それを配信することになんの意味があるのだろうか」

 

先日宝塚OGで行われた「エリザベート ガラコンサート」での無観客舞台配信を拝見いたしましたが

キャストの熱量、そしてスタッフの素晴らしいチームワークに圧倒されたものの

正直「ゲネプロ」にしか感じられなかったのは事実です。

(舞台に関わっている者としてはとても勉強になる映像だったのですが)

 

その後行われた宝塚花組「アウグストゥス〜尊厳ある者〜」でも、男役の瀬戸かずや氏が

「再びお会いできるその時まで、皆さま、どうか心も体もお元気でいてください。そのときは必ず笑顔でお会いいたしましょう。そして、どうかこの先、宝塚の生徒が二度とこのような景色をみることのない、そんな世界になることを強く願っております

…と語っておられたように、やはり演者としても無観客で演じることへの違和感はあったと思います。

本チームも、もともと皆舞台で活躍していた者たちで構成されておりますので、痛いほどその気持ちはわかります。

 

しかし、この世の中が正常になるまで表現することをやめてしまう訳にはいきません。

 

無観客なら無観客なりに

配信なら配信なりに

新たにできることを考えていくことが急務なのです。

 

思えばシェイクスピアの時代、今のような照明・音響・特殊効果はあったでしょうか?

“その場”しかないのであれば、その場を最大限に生かすこと、これが表現者の務めではないでしょうか。

 

そこで本チームは、舞台の無観客配信のシステムを構築しました。

 

舞台作品を無観客で配信するシステムは、今やどこの団体でもやっていることです。

しかし例え無観客で上演したとしても、大勢の人間が関わる形式であってはキャスト・スタッフ共に感染の危険があります

 

そこで本チームは3つの点に留意しました。

 

①少人数の演劇か朗読劇、ライブなどキャストの絶対数を減らしてキャストを守ること

 

②大道具の要である背景をCGとの合成で行い、また可能な限り音響・照明をリモート操作でスタッフを守ること

 

③大きな団体や物販・配信料などで舞台制作費がペイできるのであれば問題ないのですが、小劇団や個人ではそうはいきません。そこで可能な限り出費を抑えるフォーマットを作成し、持ち出しの少ない活動をしてもらうこと

 

その代わり本チームとセッションしていただく団体様にはzoom等の会議ツールを駆使していただき、可能な限り新型コロナウイルスの感染リスクを減らしていただくようご案内しております。

 

デジげきのシステムは、

 

①配信の基本は配信場所に拘りません。

ホールなどではなく、汎用のレンタルスペース等でご利用できます。

 

②照明効果は、LEDやDMX技術の進歩によりプロ用照明器具とはいえ、低電力・高性能・コンパクトになりました。

視覚効果を上げるために、より最適な照明器具を用いることで臨場感を増すことができますし、時間軸でシンクロが可能なため、ライブのようなものは全自動化も可能です。

 

④背景はデジタル背景(GB・CGドロップ幕)となります。

このシステムの強みは大道具にコストをかけず、背景に関しては動く背景(風に靡く森林や動く海、街並みなど)が再現でるため、照明効果と相まって今までにない感覚の公演が可能となります。

 

現時点では、このような感じのシステムですが、将来的にゴーグルを使った360°配信や立体音響などを組み合わせ、あたかもその場所にいるようなVR演出が可能になります。

舞台の1視点からの演出ではなく、多方面からの視点を含めた演出は、きっと今までの者とは違う世界となるでしょう。

 

ぜひこの体験をしてみませんか?