#がん治療
《がん医療の壁》病院の“実態”を知る厚労省元技官に聞いた“再発がん”の乗り越え方と“名医の悪癖”/au
●標準治療が残っているうちはそれを受けるべき
●打つ手がなくなったら”在宅医療”に・がん専門医が常駐する小規模クリニックもある
●地域医療連携相談室の利用
私はこの記事の価値は、当事者さんでないとわからないところが多々あると感じながらも、自分にもやがておとずれる場面なのだろうと想定し、事前の教訓づけの意味合いで深く読むことが出来ました。
標準治療があるうちは受けた方が良い、というのは、確かにその通りだと思います。
というのは、標準治療を終えることになる状況というのは、進行がんの患者さんにやってくることが多いだろうと想像しますが、標準治療というのは概ね、そのような人を対象に優先に認められている傾向が見えるからです。
これは一概なことは言えません。なぜなら、がん種やフェーズによって大きく異なってきますから。
ですから、ご自分が受けることが出来る標準治療がどこまでかについて、最新で正確な情報をつかんでおくことは重要だと言えます。
もちろん、大きな立派な病院にかかられている場合は、そのような心配はありませんが、より良い治療を受けるためにも一つのわきまえとして情報を取得しておいてもよいかも知れません。
その標準治療が終了した場合についてのアドバイスがこちらの記事の主旨となります。
いつまでも病院にいてないで、というのはあえてのご表現だと思うのですが、在宅医療に切り替えることでのメリットとか意味あいについての説明であるように思います。
そしてその真意は、もともとの病院とのコネクションは維持しながら、自分なりの手段を試してみるための自由を手にする方法として在宅医療をおすすめされているのだと、要はそういうことなのだと受け取りました。
うちはサプリメント屋さん(まあ実際にはサプリメントと言うより食品なんですがね、健康づくり志向の食品です)で扱うがん治療中でご利用の方もいらっしゃるのですが、相談を受けた場合には担当のお医者様に了解を取っていただくようにおすすめします。
そしてそれが了解されることよりも、やめときなさい、と言われる方が多いのですが、その理由というのは、まさにこちらの記事で紹介されている通りのことを言われてくるお客様はこれまで結構いらっしゃいました。
要は、病院での治療成績にサプリメントの影響が出てしまってはいけないから、余計なものは摂ってくれるなと言われてくる方たちです。
お医者様の仰ることは知的に理解はしますが、それって、お医者という立場から患者とか治療を群で扱う時の視点から発せられた半ば同調圧力をかけるような言葉で、よく言うなと思います。心情的には理解不能です。
患者さんお一人に、命は一つ。それをなんとか少しでも守れる方向に進もうとする意思を、そのような視点で扱うのはちょっとドライ過ぎませんか?と。
ただ、病院や医療法人、或いは医師会などとの合意事項から発せられている可能性がありますから、お医者様個人に対してどうこう言う事でもない気もします。
申し上げたいのは、やむを得ずそのように対応されている可能性があるので、在宅医療で得られる自由は一つの抜け道として覚えておいた方がよいな、ということです。
お医者様個人が、もしこのような状況になったらどうされるのか、ということが一つのヒントになってくると思いますが、それを聞いてみるのもよいかも知れません。もちろん、ある程度腹を割れる関係があってのことですが。
私が知る限りでは、お医者もお医者の立場を離れたら、色々とされている方も結構いらっしゃいます。
ただ、記事の著者さんにならって繰り返しますが、標準治療を受けることはベストであり、一つの特権と捉えて、受けれるうちは受けた方が良いと思います。