#がん治療
ステージ4の直腸がんでフルマラソン! 「がん共存療法」で生き延びる患者の証言 「何かに集中すれば頭からがんの存在が消える」/デイリー新潮
●'19.3直腸がん、21.1両肺転移Ⅳ期診断、余命1~2年宣告
●経過観察=無治療で2年経過「がん共存療法」を知る 他

 

ケトン食を主体とした食事療法と少しの薬剤を組み合わせたのが「がん共存療法」とされるものです。

 

こちらの記事のように、ステージ4大腸がんの方々により現在、いかほどの効果があるものなのか、が試験されています。

 

いかほどの効果か。

 

この方の場合、標準治療では、ステージ4に至った時には抗がん剤を体が持つまで投与する方法しか残されていなかったと言えます。

しかし、いわゆる副作用の辛さやQOLの悪化を懸念して放置していた中で、このがん共存療法に出会われました。

 

お医者に言われた無治療なら余命1~2年は既にクリアされました。

もし抗がん剤を入れていたらどうなったかはまだわからかないところですが、少なくとも、割と満足のいく人生の時間を過ごされて今のところ状況が悪くない、とのこと。

抗がん剤を入れていた場合にも、まだご存命であった確率は高いのですが、どのように過ごしたのか、までを考慮するなら、今のところはこの療法に軍配と言えるのでは、と思います。

 

さてそのケトン食に関連して、面白い内容が記事にあります。

それは、LDLコレステロールが高いほどがん発生率が低い、というおの。

悪玉コレステロールのLDLが、なんとです。

 

ステージ4というと、なんだか先に暗いものしか見えないような気持になります。

おそらく、今の医療技術では、完全に治すことはまだまだ難しいと言えます。

 

しかし、このような療法が確立されるなら、どう生きるのか、の選択肢が生まれることになります。

 

人間がこの世に登場してからの長い長い年月のことを考えると、個人の寿命というのはとても短いものです。

それを他人と比べて少しだけ長く生きることも素晴らしいのですが、どのような質で生きるのかについて考えることもまた有意義です。

この「がん共存療法」は、そういう生き方の選択になってくると思います。