#尿路上皮がん
尿路上皮がん治療最前線…全生存期間がグッと延びている/ゲンダイ
●ADC+免疫CP阻害薬が劇的に生存期間改善→中央値31ヵ月(GC療法後免疫CP時代は17ヵ月)
●ADCパドセブが進行同がん一次治療の承認申請中
●他 FGFR遺伝子変異有への分子標的薬も承認申請中

 

がんも種類によって大きく違いがあるので、尿路上皮がんで効いていることが他のがんでもということは言えません。

 

ただこうして、ひと昔前は無かったか出だしだった薬や療法が本格的に普及してきたこと(ここではADC(抗体薬物複合体)、免疫チェックポイント阻害薬)でがん医療全般が大きく進歩するフェーズに入っているように思えます。

 

こちらは尿路上皮がんの事例ですが、新しい薬を従来化学療法とどのように組み合わせるかから始まり、現状では新しい薬同士の組み合わせで絶大な効果を生んでいる事例です。

 

薬そのものの単剤としての能にも期待はしますが、組合せや追加という用法レベルでの探求が新しいステージを作り出しているわけで、これはまだまだ出尽くすことはないでしょう。

既存薬は安全性などの面では確認済のものも多く、全くの新薬よりは、承認までのプロセスが簡便である可能性が高いものです。

ということは、承認に向けてもややハードルが低いということになります。

 

がん医療の進展は凄いですね。

まだまだ期待していけると思います。