#がん治療
理科大、米ぬか由来のナノ粒子が優れた抗がん活性を有することを確認/マイナビ
◎コシヒカリから取出した”rbNPs”
◎がん細胞の細胞増殖を強力に抑制確認
◎腹膜播種マウスの腹腔投与で顕著な抑制確認
◎ヒト細胞での試験はまだ

 

日経新聞↓

 

現在はそのほとんどが廃棄されているという”米ぬか”を調整することで得られる” rbNPs ”が、がん細胞に対して強力な増殖抑制効果があることがわかりました。東京理科大の研究です。

 

現状はヒト細胞の試験ではないため、まだ確定的なことは言えないのですが期待の膨らむ研究と言えます。

 

特に、消化器がんなどで腹膜への転移で起こる腹膜播種に対する効果に注目しています。

生活の質を落とすことが多く、再発する可能性も高いとされる腹膜播種に対して、このような自然由来の物質が効果を成すとすれば、大きな前進になると思います。

あくまで想像の話ですが、大きな副作用が無く、全身療法として用いることが出来れば、繰り返しの再発予防的な使い方も可能性が出てくるのではと思います。

 

rbNPsが優れているのは、まず、がん細胞に対してのみ作用する点です。

他の正常細胞への影響がほぼ無いようです。

また見通しとしては、低コストで大量生産も可能とのこと。このことは、研究を進める上で足かせになる可能性も無くはないですね。

 

日本で大量に消費される”米”の話ですから、製薬会社だけではなく、食品会社も関わるような形で進めることが出来たら・・・などと思います。