#炎症性腸疾患
炎症性腸疾患を早期発見、大腸菌入りの「飲む」センサー/MITtech.rvw
●ブルーベリー大の錠剤
●炎症分子に触れると発光、体外に無線信号を送信
●内視鏡検査より体にやさしい、リアルタイム監視により早期対応に有利
●豚での試験終了、ヒトでの試験準備段階
https://www.technologyreview.jp/s/320110/this-microbe-filled-pill-could-track-inflammation-in-the-gut/
すごいものが開発されています。
腸まで届く内用センサーです。
記事にもありますが、まず胃などの消化器官を経て腸まで届くことがすごい技術。
しかもブルーベリー程の大きさの躯体に、バイオセンサーと外部への発信装置を詰め込んでいるのですから驚きです。
個人的な予想ですが、この方法は、いずれは現在の検診に代わる技術になってくると思います。
スマホなどでモニターとして常時体の状態を監視し、異常アラートが出れば医者に行く。
もちろん、臓器ごとに別の技術が必要ですから簡単なことではありませんが。
飲む内視鏡というものは既に実用化されていて、消化器官の中でも通常の経口・鼻、経肛門内視鏡では到達が難儀な、小腸などの臓器を内視出来るようなものです。
ただしこれは、長時間臓器に留置することは出来ないということで、この新しい技術とは一線を画していると言えます。
炎症性腸疾患そのものは、がんとは直接的な関係はありませんが、それ自体が難しい病気であることと、発がんリスクとして捉えられるものです。
大腸がんは罹患者数が多いと同時に、早期であれば完治を十分に見込めるものです。
こちらのような技術が実用化されれば、多くの方の健康を守り命を守ることになるのではないかと期待します。